コラム・特集
EpicGamesの人気3Dスキャンアプリ「RealityScan」の使い方を解説!〜 土木・建設の測量業務でも使えるのか!? 〜
タブレットやスートフォンで手軽に撮影して3次元(3D)モデルを作成できる、3Dスキャンアプリ。
本記事では、巷で評判の高い3Dスキャンアプリ「RealityScan」の使い方を紹介していく。
さらに、本アプリが土木・建設業界の測量業務でも通用するのかも解説する。
アメリカ発の人気オンラインゲーム「フォートナイト」でもおなじみであり、ゲーム開発のためのゲームエンジン「Unreal Engine 5」も手がけるEpic Games社が、子会社のCapturing RealityとQuixelと共同開発した「RealityScan」。
2022年4月にリリースされ、App StoreやGooglePlay、Galaxy Storeから無料でダウンロードできる。
ちなみにRealityScanは、LiDARスキャンではなく、フォトグラメトリ(複数枚の写真の差分から3Dモデルを生成する)で3Dモデルを生成する方式だ。
LiDARとフォトグラメトリの違いに関しては、デジコンの以下の記事をご覧いただきたい。
それでは、RealityScanを実際に使って3Dモデルを作成してみよう。
RealityScanアプリを起動すると、まずはアカウントを入力する画面に。
Epic GamesやApple、Google、facebookなどのアカウントでサインインできる。英語表記の部分がほとんどだが、直感的でわかりやすいUIのため、ストレスなく操作できるだろう。
そして、プロジェクトをスタートし、下の撮影ボタンを押して被写体をあらゆる角度から撮影していく。今回デジコン編集部では、一眼レフカメラを被写体にした。
撮影した画像はリアルタイムでクラウド上にアップロードされる。
またAR(拡張現実)のように画面内に座標と方向で空間内に固定され、適切に撮れた画像は緑色に表示。被写体からの距離が遠すぎるなど問題のある画像は、黄色や赤色で色づけされる。
被写体周辺にも、赤・黄・緑の点群が表示されるので、どこの場所を追加撮影すべきかがわかりやすい。
しかし若干、難点もある。
最低20枚の写真を撮れば3Dモデルが生成可能だというが、実際にスキャンを行ってみると、被写体の大きさや形状によっては、隙間なく写真を撮影していく必要があるため、かなりの枚数が必要となるし、それに伴いスキャン時間も多くかかってしまう。
被写体周辺がほぼ緑の点群に埋め尽くされるまで撮っていくと、精細な3Dモデルができあがる。撮影枚数は200枚まで可能だ。
3Dスキャンした画像が以下だ。さまざまなアングルと距離で約200枚ほど撮影したため、かなりキレイな仕上がりになっている。
RealityScanでは、完成したモデルをウェブサイト「Sketchfab」にエクスポートして公開・共有でき、有料で販売することもできる。
さらにSketchfabで共有したモデルを、Unreal Engine、Twinmotion、MetaHumanなどEpic Gamesが開発するアプリケーションや、外部のソフトウェアに使用することも可能だ。ゲームクリエイターにとっては大きな魅力だろう。
RealityScanは直感的なUIでスムーズに3Dモデルが作成でき、被写体を丁寧に撮影すれば精度も高い。
しかし、写真撮影にはある程度の慣れが必要であることと、フォトグラメトリのためアップロードやダウンロードの処理に結構な時間がかかるというデメリットが…。
ゲーム会社のEpic Gamesが開発していることからも、ゲームやAR/VRなどのクリエイターを対象としたアプリといえるだろう。
今、土木・建設、インフラの多くの現場では、LiDARセンサでスキャンを行う3Dスキャンアプリ「OPTiM Geo Scan」が、測量や点検業務のために活用されている。
特徴は、LiDARセンサー搭載のiPhoneとGNSSレシーバー取得の位置情報を組み合わせて、測量の素人でも、対象をアプリでスキャンするだけで、スピーディに高精度な測量ができること。
さらに、国交省の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」に準拠し、起工測量、中間出来高測量、出来形測量など多様な工程で利用できる。
2023年現在は、建設事業者だけでなく、地方自治体が導入するケースも増えてきている。
土木・建設、インフラ業界で、手軽かつ高精度な3D測量を求めるなら、「OPTiM Geo Scan」が圧倒的におすすめだ。
本記事では、巷で評判の高い3Dスキャンアプリ「RealityScan」の使い方を紹介していく。
さらに、本アプリが土木・建設業界の測量業務でも通用するのかも解説する。
アメリカ発の人気オンラインゲーム「フォートナイト」でもおなじみであり、ゲーム開発のためのゲームエンジン「Unreal Engine 5」も手がけるEpic Games社が、子会社のCapturing RealityとQuixelと共同開発した「RealityScan」。
2022年4月にリリースされ、App StoreやGooglePlay、Galaxy Storeから無料でダウンロードできる。
ちなみにRealityScanは、LiDARスキャンではなく、フォトグラメトリ(複数枚の写真の差分から3Dモデルを生成する)で3Dモデルを生成する方式だ。
LiDARとフォトグラメトリの違いに関しては、デジコンの以下の記事をご覧いただきたい。
RealityScanの機能と使い方を紹介!
それでは、RealityScanを実際に使って3Dモデルを作成してみよう。
RealityScanアプリを起動すると、まずはアカウントを入力する画面に。
Epic GamesやApple、Google、facebookなどのアカウントでサインインできる。英語表記の部分がほとんどだが、直感的でわかりやすいUIのため、ストレスなく操作できるだろう。
そして、プロジェクトをスタートし、下の撮影ボタンを押して被写体をあらゆる角度から撮影していく。今回デジコン編集部では、一眼レフカメラを被写体にした。
撮影した画像はリアルタイムでクラウド上にアップロードされる。
またAR(拡張現実)のように画面内に座標と方向で空間内に固定され、適切に撮れた画像は緑色に表示。被写体からの距離が遠すぎるなど問題のある画像は、黄色や赤色で色づけされる。
被写体周辺にも、赤・黄・緑の点群が表示されるので、どこの場所を追加撮影すべきかがわかりやすい。
しかし若干、難点もある。
最低20枚の写真を撮れば3Dモデルが生成可能だというが、実際にスキャンを行ってみると、被写体の大きさや形状によっては、隙間なく写真を撮影していく必要があるため、かなりの枚数が必要となるし、それに伴いスキャン時間も多くかかってしまう。
被写体周辺がほぼ緑の点群に埋め尽くされるまで撮っていくと、精細な3Dモデルができあがる。撮影枚数は200枚まで可能だ。
3Dスキャンした画像が以下だ。さまざまなアングルと距離で約200枚ほど撮影したため、かなりキレイな仕上がりになっている。
RealityScanでは、完成したモデルをウェブサイト「Sketchfab」にエクスポートして公開・共有でき、有料で販売することもできる。
さらにSketchfabで共有したモデルを、Unreal Engine、Twinmotion、MetaHumanなどEpic Gamesが開発するアプリケーションや、外部のソフトウェアに使用することも可能だ。ゲームクリエイターにとっては大きな魅力だろう。
土木・建設、インフラの測量、点検業務で使うなら!オプティムの3次元スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」で決まり!
RealityScanは直感的なUIでスムーズに3Dモデルが作成でき、被写体を丁寧に撮影すれば精度も高い。
しかし、写真撮影にはある程度の慣れが必要であることと、フォトグラメトリのためアップロードやダウンロードの処理に結構な時間がかかるというデメリットが…。
ゲーム会社のEpic Gamesが開発していることからも、ゲームやAR/VRなどのクリエイターを対象としたアプリといえるだろう。
今、土木・建設、インフラの多くの現場では、LiDARセンサでスキャンを行う3Dスキャンアプリ「OPTiM Geo Scan」が、測量や点検業務のために活用されている。
特徴は、LiDARセンサー搭載のiPhoneとGNSSレシーバー取得の位置情報を組み合わせて、測量の素人でも、対象をアプリでスキャンするだけで、スピーディに高精度な測量ができること。
さらに、国交省の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」に準拠し、起工測量、中間出来高測量、出来形測量など多様な工程で利用できる。
2023年現在は、建設事業者だけでなく、地方自治体が導入するケースも増えてきている。
土木・建設、インフラ業界で、手軽かつ高精度な3D測量を求めるなら、「OPTiM Geo Scan」が圧倒的におすすめだ。
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