コラム・特集
3Dスキャンアプリ「3D Scanner App」を解説!【入門】〜土木・建設の測量や点検業務には使えるの!?〜
タブレットやスマートフォンで手軽に撮影して3Dモデルを作成できる、3Dスキャンアプリ。今回は、3Dスキャンアプリのパイオニア的存在であり、SNSやメディアでも話題に上る「3D Scanner App」を検証する。
アメリカ・ニューヨークに拠点をもつソフトウェア開発会社「Laan Labs」がリリースした3D Scanner App。
LiDARスキャンをメインにフォトグラメトリにも対応し、タブレットやスマートフォンでスキャン・撮影して3Dモデルを作成可能だ。対応機種は限られるが、App Storeから無料で入手できる。
本アプリは英語版しかないため、わかりにくいかもしれないが、使い方は非常に簡単だ。
まずはアプリを起動し、スキャンする。Normal(LiDER Mode)、LiDER Advanced、Point Coud、Photos、TrueDepth という5つのモードがあり、基本的なNormalモードでスキャンしてみよう。
赤い撮影ボタンを押して、被写体を回りながらまんべんなくスキャンしていく。スキャンした部分は色が塗られて行くので視覚的にわかりやすい。
スキャンが終了したら、再度撮影ボタンをタップ。そして、画面下部の「Process Scan」で、HD、Medium、Fast、Customの4つの中から処理品質を選択。「start」をタップすると、3Dデータが作成される。「Share」をタップすれば、点群データとして保存できる。
3Dモデル作成までかかった時間はたった数分。出来上がった3Dモデルを回転し、背面や側面など様々な角度から見られる。
「Edit」ボタンを押せば、不要な部分を削除するなどの編集も可能だ。計測機能もあり、下部の「Measure」ボタンから、距離や体積などを図ることもできる。
パソコンで点群データ編集のフリーソフトCloud Compareでファイルを開けば、点群データを編集することも可能。また、ARボタンを押せば、リアルな空間にスキャンした3Dデータを表示できるのも面白い。
短時間で手軽に3Dスキャンができる上、多機能な「3D Scanner App」 だが、欠点もある。複雑な形状や細かいものはスキャンし難く、精度に課題が・・・。
随時アップデートされているので、さらなる精度や操作性の向上が期待されるものの、様々な状況下で高精度が求められる土木・建設業界の測量現場で使うのは厳しいだろう。
土木・建設の現場に通用する本格的な3次元スマホ測量アプリとなると、すでに多くのゼネコンや中小規模の建設会社で導入されている「OPTiM Geo Scan」が絶対的におすすめだ。
OPTiM Geo Scanは、LiDARセンサー搭載のiPhoneとGNSSレシーバー取得の位置情報を組み合わせて、対象をアプリでスキャンするだけで高精度な測量が可能。国交省の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」に準拠し、起工測量だけでなく、中間出来高測量、出来形測量など多様な工程で利用できるという。
しかも、資格や経験がない人でも、ゲーム感覚でスマホをかざしながら簡単に測量可能だ。土木・建設、インフラ業界で、手軽かつ高精度な3D測量を求めるなら、「OPTiM Geo Scan」を一度試してみてはいかがだろうか。
アメリカ・ニューヨークに拠点をもつソフトウェア開発会社「Laan Labs」がリリースした3D Scanner App。
LiDARスキャンをメインにフォトグラメトリにも対応し、タブレットやスマートフォンでスキャン・撮影して3Dモデルを作成可能だ。対応機種は限られるが、App Storeから無料で入手できる。
3D Scanner Appの機能や使い方は?
本アプリは英語版しかないため、わかりにくいかもしれないが、使い方は非常に簡単だ。
まずはアプリを起動し、スキャンする。Normal(LiDER Mode)、LiDER Advanced、Point Coud、Photos、TrueDepth という5つのモードがあり、基本的なNormalモードでスキャンしてみよう。
赤い撮影ボタンを押して、被写体を回りながらまんべんなくスキャンしていく。スキャンした部分は色が塗られて行くので視覚的にわかりやすい。
スキャンが終了したら、再度撮影ボタンをタップ。そして、画面下部の「Process Scan」で、HD、Medium、Fast、Customの4つの中から処理品質を選択。「start」をタップすると、3Dデータが作成される。「Share」をタップすれば、点群データとして保存できる。
3Dモデル作成までかかった時間はたった数分。出来上がった3Dモデルを回転し、背面や側面など様々な角度から見られる。
「Edit」ボタンを押せば、不要な部分を削除するなどの編集も可能だ。計測機能もあり、下部の「Measure」ボタンから、距離や体積などを図ることもできる。
パソコンで点群データ編集のフリーソフトCloud Compareでファイルを開けば、点群データを編集することも可能。また、ARボタンを押せば、リアルな空間にスキャンした3Dデータを表示できるのも面白い。
土木・建設の測量業務で使える高精度3Dスキャンアプリなら「OPTiM Geo Scan」一択!!
短時間で手軽に3Dスキャンができる上、多機能な「3D Scanner App」 だが、欠点もある。複雑な形状や細かいものはスキャンし難く、精度に課題が・・・。
随時アップデートされているので、さらなる精度や操作性の向上が期待されるものの、様々な状況下で高精度が求められる土木・建設業界の測量現場で使うのは厳しいだろう。
土木・建設の現場に通用する本格的な3次元スマホ測量アプリとなると、すでに多くのゼネコンや中小規模の建設会社で導入されている「OPTiM Geo Scan」が絶対的におすすめだ。
OPTiM Geo Scanは、LiDARセンサー搭載のiPhoneとGNSSレシーバー取得の位置情報を組み合わせて、対象をアプリでスキャンするだけで高精度な測量が可能。国交省の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」に準拠し、起工測量だけでなく、中間出来高測量、出来形測量など多様な工程で利用できるという。
しかも、資格や経験がない人でも、ゲーム感覚でスマホをかざしながら簡単に測量可能だ。土木・建設、インフラ業界で、手軽かつ高精度な3D測量を求めるなら、「OPTiM Geo Scan」を一度試してみてはいかがだろうか。
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