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デジコン編集部 2025.2.10

地盤ネット、3Dスキャンによる測量図面作成サービスを6月開始。測量技術者不足の解消へ

地盤ネットホールディングス株式会社の子会社・地盤ネットは、3D点群データとデジタルツイン技術を活用した新しい測量図面提供サービス「3Dスキャン測量DX」を2025年6月より開始すると発表した。


専門技術者不要の測量システムで建設業界の生産性向上


建設業界では測量業務における専門技術者の不足が深刻化しており、測量調査の発注におけるスケジュール調整やコスト面での課題が顕在化している。

従来の測量業務では、専門的な知見を持った技術者が二人一組で現地調査を実施し、そのデータをもとに測量図の作成を行う必要があった。

新サービスでは、推奨カメラによる撮影のみで点群データを取得し、地盤ネット社がデジタルツイン技術とBIM
BIM
(びむ)
「Building Information Modeling」の略。現在は「BIM/CIM」と併記されることが多い。測量・設計・施工・維持管理のプロセスを通して3次元モデルを導入し、仕様や時間・コストなどのさまざまな情報も含めて一元化して、作業効率化やスムーズな情報共有をめざす。
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Solution事業で培ったCAD
CAD
(きゃど)
「computer-aided design」の略で、コンピュータ支援設計とも訳されるように、コンピュータを使って設計すること。従来の平面型の2次元CADから、立体的な次元モデルを設計する3次元CADへと移行しつつある。
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技術を用いて解析・図面化
を行う。

これにより、専門技術者がいなくても一人で現場作業が可能となり、測量プロセスの大幅な効率化を実現する。

同社は建設業界に限らず、大手電力会社など異業種への展開も予定しており、多様な業界のニーズに応じたカスタマイズ機能の開発も視野に入れている。



参考・画像元:地盤ネットホールディングス株式会社プレスリリースより
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デジコン編集部

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