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デジコン編集部 2025.7.3

大阪・関西万博で「e建機チャレンジ」開催!万博会場から450km離れた千葉の建機を遠隔操作でタイムトライアル。

TDBCは7月18日、大阪・関西万博会場のEXPOホールシャインハットで建設機械の遠隔操作技術実証イベント「e建機チャレンジ」を開催する。

千葉県千葉市の油圧ショベルとキャリアダンプを遠隔操作し、高校生とプロeスポーツチームが出場する3チームによるタイムトライアルを実施する。

人材不足解消と災害対応を目的にeスポーツプレイヤーが建機遠隔操作に挑戦


TDBCの建設業界ワーキンググループは2022年よりe建機チャレンジ大会を開催してきた経緯がある。

e建機チャレンジは建設業界の人材不足解消と迅速な災害対応のため、建設機械の遠隔操作の社会実装を目指した実証の場として位置づけられている。

ワーキンググループメンバー企業により企画・運営を行い、学生、女性、eスポーツプレイヤーなどの遠隔操作への親和性の高い若者に体験機会を提供している。

今回の万博開催は、Global Initiative for Safety, Health & Well-being at EXPO2025 and Beyond(GISHW)が開催する「未来への贈り物 80億人の安全、健康、ウェルビーイング」と題したイベントに参加する形で実現した。

併設される「未来モノづくり国際EXPO2025」内の「ウェルビーイング建設技術展」では、遠隔操作体験コーナーやワーキンググループ企業の建設DXソリューション、災害復旧ソリューションなどが展示される。


出場チームはKONAMI eスポーツ学院の高校生、学生重機部連合、プロeスポーツチーム「QT DIG∞」のプロプレイヤーが参加する。

EXPOホールシャインハットから450キロメートル離れた千葉県千葉市の油圧ショベルとキャリアダンプを遠隔操作し、出場3チームによるタイムトライアルを実施する仕組みとなっている。

GISHWシンポジウムでは「安全、健康、ウェルビーイング」をリードするエキスパートや企業・団体のリーダーが世界から集結し、人と機械の協調安全、モノづくり安全、建設安全、国際標準化動向、働く人の安全衛生、働き方改革など多くのテーマでの講演が行われる。

TDBCワーキンググループの伊藤忠商事池田氏をチェアマンとして「遠隔技術で実現する安全、安心な作業現場、災害対応、ウェルビーイング」をグループテーマに6名による講演も実施される。

開催日は7月18日(金)13時30分から14時30分で、会場は大阪・関西万博会場のEXPOホールシャインハットとなる。




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デジコン編集部

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