スマホ3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」で、資材の体積計測時の作業人員を最大67%削減へ！

スマホ3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」を提供するオプティムは、東亜建設工業株式会社のガット船での石材等の体積計測に、「OPTiM Geo Scan」を活用する試験運用を実施した。

試験運用の結果、体積計測の作業人員を最大67%削減できることが判明。これにより、作業員が体積計測のために現場に出向く回数が減り、働き方改革に大きく寄与するとの見解を示した。

海洋土木でもDXによる現場の働き方改革を推進

東亜建設工業では、埋立地の造成や防波堤の築造など、さまざまな港湾工事を行っており、石材などはガット船で運搬される。

運搬後の検収として、船上で石材などの体積計測が行われる。従来の体積計測は、2～3人でポールやテープを使用して実施されていた。

この体積計測は、現場によってはほぼ毎日実施されるうえ、日程面で臨機応変な対応が求められるため、複数人の作業員が現場に動員されることが大きな負担になっていたという。


そこで、スマホ3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」と3次元点群処理ソフト「スキャン・エックス」を活用して、ガット船上での石材等の体積計測作業が実施される運びとなった。

ちなみに「スキャン・エックス」とは、ネット環境下であれば、いつでも簡単に3次元点群処理できるクラウド型のソフトウェアで、「OPTiM Geo Scan」を契約していれば無料で使用することができる。

作業人員を最大3名から1名に削減

試験運用の結果、ガット船における石材等の体積計測で、従来方法と比較すると、同等の作業時間で、作業人員を最大3名から1名に削減できることが判明した。

建設業界では、長時間労働や休日出勤など、働き方に関する課題が山積しているが、それらの課題に対して「OPTiM Geo Scan」が解決策のひとつになるのではないかと、関係者は期待を寄せる。