コラム・特集
デジコン編集部 2026.2.19
大人気シリーズ!【いまさら聞けない?】測量のことイチから解説 〜 連載記事一覧 〜

【 測量アプリ比較 】 ”本当に使える” スマホ測量アプリを見極めよう!〜 色んな「スマホ測量アプリ」が出ているけど、そもそも何が違うの!? 〜

CONTENTS
  1. 「Geo Scan」の独自ポジショニング。「プロ向け × リーズナブル」という唯一無二の立ち位置
  2. なぜGeo Scanは高精度なのか!?他製品との技術的な差異は!?
  3. ユーザーが語る「Geo Scanを選択した理由」。他製品での失敗と比較
  4. 設計・調査分野での優位性。「基準点設置が不要」という他製品にはない強み
  5. Geo Scanの大きな進化。Geo Scan Supremeでミリ精度を達成
  6. ICT舗装工での「ミリ」の実績
  7. 構造物検査・トンネル測量にも対応。TLS同等スペックの実力
  8. 設計分野での活用。「一度は諦めた…3次元測量」を実現
  9. ついに「ミリ精度」で位置出し/墨出しも。自動追尾トータルステーション不要で「一人測量」が実現!
  10. 自動追尾トータルステーションの制約から解放。現場の柔軟性が大幅向上
  11. 全工種で活用!今やGeo Scanは「土工」だけじゃない!
  12. 「あなたの会社のICT推進室の一員」として。オプティムの充実したサポート体制
  13. 【まとめ】Geo Scanが「スマホ測量の本物」である理由
2020年にiPhone(Pro)にLiDARセンサーが搭載されたことを皮切りに、建設業界向けのスマートフォン測量アプリが続々と登場している。

しかし、「導入してみたが精度が出なかった」「粗いデータしか取れず使い道がなかった」という失敗事例は少なくない。

一度そうした経験をしてしまうと、「スマホ測量 = おもちゃ」というイメージが根付いてしまい、再チャレンジへのハードルが一気に上がってしまうのも事実……。

そんな中、2021年に登場した1人スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」「他のアプリとは違う!」という評判が建設・インフラ業界で急速に広がっている。

本記事では、注目のスマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan(以下、Geo Scan)」が他の測量アプリと何が違うのかを検証、解説していく。

 

「Geo Scan」の独自ポジショニング。「プロ向け × リーズナブル」という唯一無二の立ち位置


スマホ測量アプリの世界を「精度(縦軸)」「コスト(横軸)」のマトリックスで整理すると、多くのアプリは「安価だが精度が低い(担保されない)」という右下の象限に位置する。


盛土・切土のボリュームをざっくり把握する程度には使えるが、施工管理や出来形検査、設計用データの取得といった建設業に従事する人が「本当に使いたい用途」では、精度が不足しているのが実情だ。

一方、左上の象限には地上型レーザースキャナー(TLS)や自動追尾型のトータルスキャナー(TS)のような高精度機器が存在する。


舗装のICT施工、構造物の出来形検査、既設インフラの設計用データ取得など、精度が求められるあらゆる用途に対応できて、現場でも普及しているが、機器の価格は1,000万円近くにのぼり、導入面と、運用上の難易度はかなり高い……。

では、1人スマホ測量アプリ「Geo Scan」はどこに位置するのか。

実は、Geo Scanは「プロフェッショナル(高精度)×リーズナブル(低コスト)」という右上の象限に位置している。


スマホ(iPhone Pro)をベースにしながらも、地上型レーザースキャナーや自動追尾トータルステーション同格精度実現しているのだ。

この独自のポジショニングこそが、Geo Scanと他の測量アプリとの決定的な違いである。

 

なぜGeo Scanは高精度なのか!?他製品との技術的な差異は!?


Geo Scanと他のスマホ測量アプリの間には、決定的な差異がある。

それが「標定点」を設ける部分だ。

例えば、無料の測量(3Dスキャン)アプリで取得したデータには、そもそもXYZに座標が付与されない。

だから、料理や模型、家具を3Dスキャンして楽しむだけなら良いが、建設やインフラ系の業務においては、使用できる範囲は限定的だ……。

次に、GPSアンテナ(GNSSアンテナ)をスマホに直接装着するタイプの製品はどうだろうか?


見た目はスマートでクールだから、使う度にテンションは上がるだろう。

しかし、このタイプの最大の問題点は、スマホそのものの位置はある程度は把握できるが、計測データの歪みが補正できないことにある。

そもそも地上型レーザースキャナーのような高精度な計測器であっても、取得したデータは少しずつ歪む。

そのため、国土交通省の要領でも、標定点を設ける作業は必須とされている。

一方のGeo Scanはどうだろうか?

Geo Scanでは精度を担保するために、iPhone(測量アプリ)とは別に、小型のGPS(GNSS)レシーバーを採用している。


このGPS(GNSS)レシーバーを、地面の任意の場所に置いてタップするだけで、その地点が標定点として機能する。

この標定点を設ける仕様によって、日本の平面直角座標系(例えば東京では9系)に対応した公共座標系でのデータ取得が可能になり、設計図面化そのまま使える実用的な3次元データが取得できるのだ。

先に上げた、GPSアンテナとスマホの一体型製品(アプリ)では、歪んだデータがそのままユーザーに届いてしまう。


Geo Scanのように標定点を任意に取得し、歪みを補正したうえで公共座標に変換する仕組みがないかぎり、建設やインフラ分野の業務に耐えうる高精度で信頼性の高いデータは得られない。


ユーザーが語る「Geo Scanを選択した理由」。他製品での失敗と比較


さまざまなスマホ測量アプリを試してきたユーザーの声は、Geo Scanの優位性や魅力を端的に物語っている。

ある建設会社に務めるユーザーは、他製品(他の測量アプリ)を使用してみたが、

  • 「一定のスピードでゆっくり測量してください…」
  • 「標定点はトータルステーションで計測してください…」

といった制約や条件が多く、結局、標定を設ける作業に時間がかかり、「従来のスキャナーを使ったほうがまだマシだ」という結論に至ったと語る。


例えば、施工管理で使う場合は、起工測量や出来形測量、出来形検査で使えることが大前提だろう。


しかし多くの製品では、検査に使える精度を満たすものがなく、精度を出そうとすると付帯する標定点の設置作業やデータの解析時間が入ってきてしまい、手軽さが失われる。

一方、Geo Scanは出来形要領に準拠している。さらに小型のGPS(GNSS)レシーバーにより、山間部の不通者が多い現場でも安定した精度で活用できる。

検査に使える精度を満たしながら、標定作業や測量データの解析処理が不要であることが、多くの現場でGeo Scanが選ばれている一つの理由である。


設計・調査分野での優位性。「基準点設置が不要」という他製品にはない強み


さらに、設計や調査を行う現場、あるいは発注者の立場からも、Geo Scanは高い評価を得ているという。

ある自治体の組織では、土木技術者不足と予算確保の課題がある中で、測量、設計、施工管理、災害査定などを効率的に実施する必要に迫られていた。

その自治体組織に所属し、建設コンサルタント企業出身の職員は、次のように語る。

公共座標で測量するためには通常、基準点を設置する必要があり、外部に委託する場合、それだけで高額な費用と多大な時間が発生する。

しかしは基準点の設置が不要で、簡単に公共座標化できる点が最大のメリットだと思う。

小規模災害の直営工事でも地形測量、断面図作成、公共座標化がカンタンにでき、基準点設置の手間が省けることは、他の製品(測量アプリ)にはない優位性である。

また同組織では、技術者だけでなく事務職員でも現地状況を把握できる体制をGeo Scanによって構築しているというのだ。

災害時の緊急対応では、測量がわかる人だけに頼っていると初動が遅くなってしまう。

誰でもわかるGeo Scanの操作性により、技術者ではない職員でも現地調査が可能になり、業務の分散と効率化が実現している。


Geo Scanの大きな進化。Geo Scan Supremeでミリ精度を達成


Geo Scanは2021年のリリース以来、継続的な進化を遂げている。

リリース当初のGeo Scanでも、他のアプリに比べて高い精度を誇っていたが、地上型レーザースキャナーのようなGeo Scan Advanceでは、スマホでは届かない30m、50m、最大100〜200mの距離でもスキャンが可能になった。


高架、橋梁、トンネルなど、近距離では対応できない対象物もカバーできるようになったのだ。

さらに2025年7月にリリースされた「Geo Scan Supreme(Advanceの後継)」は、実質的に地上型レーザースキャナーと同等のミリ精度での測量を実現している。

(画像:精度確認試験結果報告書)

「Geo Scan Supreme」は上図(書類)の通り、国土交通省が定める「3次元計測技術を用いた出来形管理要領」舗装工における精度確認試験合格している。

これにより、舗装工のミリ精度管理構造物の出来栄え検査既設インフラの設計用データ取得など、従来はTLSでしか対応できなかった高精度が要求される分野にも、ついに、スマホで対応できるようになった。


これは、複数の(しかも高額な)測量機器を揃える必要がなくなりGeo Scan 一つで、精度が求められる、あらゆる現場に対応できることを意味する。

 

ICT舗装工での「ミリ」の実績


ICT舗装は以前から推進されてきたが、ドローンでは精度が不十分であり、地上型レーザースキャナーでは1,000万円近いコストが、大きな導入ハードルとなっていた。

加えて、舗装工では路盤、基層、表層と工程ごとにスキャン(測量)が必要であり、3次元で行おうとすると、その都度、外部の会社に依頼しなければならず、費用や時間の面で現実的ではなかった。


しかし、関西エリアの某建設会社では、社長のリーダーシップと現場監督の率先的な取り組みにより、県道工事でGeo Scanを活用したICT舗装を実施した。

わずか数分で広い面積をスキャンでき、路盤、基層、表層のそれぞれの層厚を3次元データで面的に管理。

ある現場監督は「出来形帳票を見たときに緑色がたくさんあったのが、ものすごく印象に残っている。疲れが吹っ飛ぶぐらい嬉しかった」と語っている。

スマホベースのアプリでICT舗装の検査合格を勝ち取ったこの事例は、Geo Scanが、現場のプロフェッショナル向けツールであることを証明している。


構造物検査・トンネル測量にも対応。TLS同等スペックの実力


Geo Scan Supremeの活用は、舗装工にとどまらない。

橋梁下部工の出来栄え検査では、ミリ精度のデータを取得し、3次元モデルとの比較で寸法を算出、±7cmのヒートマップで基準値内の合格判定を行っている。

トンネルにおいても、覆工の出来形確認、掘削面の確認、吹き付け面の確認など、さまざまな場面で3次元データの活用が進んでいる。

従来、これらの業務はTLS一択だったが、運用上の困難さやハードルの高さから、現場に大きな負担がかかっていた。

Geo Scan SupremeはTLSと同等スペックの精度を持ちながら、運用難易度が格段に低く、手軽に使える。

もはや「ボリュームがわかる程度」のツールではなく、舗装のICT対応ができるレベルの精度と実用性を備えたプロフェッショナルツールなのだ。

 

設計分野での活用。「一度は諦めた…3次元測量」を実現


水道等のインフラの設計・施工を手がけるインフラ系企業は、縦坑からシールドトンネル、既設トンネルの3次元データを取得している。

同社は過去に地上型レーザースキャナーで3次元データを取得し図面化を試みたが、データが重すぎて処理できず、外注すると高額なコストがかかるため、一度は3次元データからの図面化を諦めていた。

しかし、Geo Scan Supremeがミリ精度に対応したことを受けて、再チャレンジ。

若手の測量経験が少ない社員でも、スマホベースだから、簡単にミリ精度の測量ができたという。

さらに、オプティムは3次元データの取得だけでなく、横断図、平面図、縦断図などの図面化までを全面的にサポートしている。


過去に諦めていた「3次元測量から図面化」までの一連のプロセスが、Geo Scanとオプティム社のサポートによって実現可能になったことは、設計業務における大きなブレークスルーといえるだろう。

 

ついに「ミリ精度」で位置出し/墨出しも。自動追尾トータルステーション不要で「一人測量」が実現!


Geo Scanの進化はこれだけに留まらない。2025年12月、ジオスキャンは特許出願中の技術により、ミリ精度の位置出し機能をリリースした。

従来、RTKの測位精度は±2センチが限界とされていた。

しかし、Geo Scan独自の技術運用によって、この±2センチにばらけていた計測結果が±5ミリの範囲内に収まるようになり、統計処理によりミリ精度を達成した。

これにより、構造物の位置出し墨出しが自動追尾トータルステーションを使わずスマホだけで可能になったのだ。

実際の現場検証では、ジオスキャンとトラバース・トータルステーションの測定値がほぼ一致し、高さも含めてピタリと合う精度が確認されている。

 

自動追尾トータルステーションの制約から解放。現場の柔軟性が大幅向上


自動追尾トータルステーションは一人で作業できる利点があるものの、後方交会のための基準点設置が必要であり、基準点を「睨める」場所にしか機械を据えられないという制約がある。

基準点に縛られ、視準する場所にも縛られ、大きな機械の運搬も大変だ……。 盛土などがあるとトータルステーションでは飛ばせないケースもある。

しかし、Geo Scanの位置出し/墨出し機能では、こうした制約がなくなる。

基準点設置や据え替えが不要で、レベル測量も不要。

さらに、従来は出したい座標のリストを事前にエクセルで計算して現場に持参する必要があったが、Geo Scanでは平面図から直接ポイントを選択して誘導できる。

現場で急遽別の単点(ポイント)を測定したくなっても、わざわざ事務所に戻る必要がない。

シートパイルや仮設桟橋の杭、H鋼杭の位置誘導、基礎や敷桁の位置出しなど、あらゆる用途で活用されており、杭が飛んでもすぐに復旧できる利便性がある。

あるユーザーは「据え替えの必要がないのがかなり大きい。トータルステーションで見た後に、レベルを見る作業も不要になったのは、時短と生産性向上にかなり寄与している」と語る。


全工種で活用!今やGeo Scanは「土工」だけじゃない!


Geo Scanが使われている現場は、造成や土工事に限られているわけではない。

ユーザーの利用工種を分析すると、土工事・造成系の現場は全体の十数パーセントに過ぎない。

橋梁、トンネル、鉄道、道路と、極めて幅広い工種で使われており、事実上すべての工種で活用されているといえる状況だ。

Geo Scanが現場で使われている理由は、TLS並みの3次元測量機能と、自動追尾トータルステーション的な位置出し機能の「合わせ技」にある。

この2つの機能がスマホ1台で実現できることが、Geo Scanの他に類を見ない強みである。

 

「あなたの会社のICT推進室の一員」として。オプティムの充実したサポート体制


Geo Scanが選ばれている理由は精度やコストだけではない。オプティムのサポート体制の手厚さもジオスキャンの大きな差別化要因だ。

プロフェッショナル用途で使う場合、ICT検査対応、図面化、設計、施工管理といった高度な業務が伴う。

特にICT対応など新しい取り組みを始める際には、丁張の作成方法や3次元設計データの作成など、付帯する課題が次々と発生する。

Geo Scanを提供するオプティムは、施工計画書の作成、ヒートマップの作成、3次元設計データの作成、現場での測量指導、そして3次元データからの図面化(横断図、平面図、展開図など)まで、標準的なサポートとして提供している。

あるユーザーは「現場に来ていただいて、最初に始めるときの不安を補ってくれた。機械と先生を一緒にもらったようなもので、機械だけ買って使いこなせないよりずっと良かった」と評価する。


また別のユーザーは「ICTについていけるかなと不安だったが、Geo Scanはサポートも含めて非常にわかりやすく、短時間でもできると思う」と語っている。

オプティムはその手厚いサポート体制を「あなたの会社のICT推進室です。というくらいの気持ちで、支援させていただいています」と表現する。

そのサポート姿勢があるからこそ、一度現場に導入されたGeo Scanは、オフィスソフトやCADと同様に「なくては仕事ができない」新しいインフラになっているのだろう。


【まとめ】Geo Scanが「スマホ測量の本物」である理由


ここまで見てきたように、Geo Scanと他のスマホ測量アプリとの違いは明確だ。

最大の差別化ポイントは、GPS(GNSS)レシーバーを分離させた独自の標定機能にある。

この測量原理に則った仕組みがあるからこそ、高精度な3次元データ取得が実現でき、他の測量アプリのように歪んだデータがそのままユーザーに届くことはない。

そしてこの基盤のうえに、2025年7月リリースのGeo Scan Supremeが加わったことで、地上型レーザースキャナーと同等のミリ精度を達成。

ICT舗装工事や構造物検査といった、従来はTLSでなければ対応できなかった高精度領域にまでスマホの守備範囲が広がった。

さらに同年12月には、特許出願中の技術によるミリ精度の位置出し機能がリリースされ、自動追尾トータルステーションすら不要になった。

スマホ1台で3次元測量から位置出しまでを一人でこなせる時代が、現実のものとなったのだ。

加えて見逃せないのが、3次元測量から図面化、施工管理、検査まで一貫して伴走するオプティムのサポート体制である。

高精度なデータが取れるだけでは現場は変わらない。

そのデータを成果物として活用するところまでの支援があるからこそ、Geo Scanは「導入して終わり」にならず、実務に定着していく。

スマホ測量アプリの選定で同じ失敗を繰り返さないためには、「標定機能の有無」「出来形要領への準拠」「サポート体制の充実度」という3つの観点から慎重に見極めることが重要だ。


デジコン限定!
OPTiM Geo Scanの限定《無料》資料を▼今すぐダウンロード▼しよう!

WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。
大人気シリーズ!【いまさら聞けない?】測量のことイチから解説 〜 連載記事一覧 〜

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。