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デジコン編集部 2025.5.14

EdgeLab。建設特化AIシステム開発でシード資金調達を実施。TRUST SMITH & CAPITALからの資金でエンジニア採用を強化

建設業界に特化したAIシステム開発を手掛ける東大発スタートアップのEdgeLabは、シード特化VCのTRUST SMITH & CAPITALを引受先としたシードラウンドの資金調達を実施した。

東大・外資系コンサル人材と元ゼネコン技術者によるチームが強み。生成AIで建設業界のDX推進、AIエージェントの機能拡充へ


EdgeLabは、「建設業界でAIエージェントが当たり前に活躍する世界を実現する」というミッションを掲げている。

生成AI(GenAI)の活用が期待されながら導入が遅れている建設業界において、デジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引する役割を担っている。

同社の事業上の強みは、主に3つの要素で構成されている。

第一に、東京大学・外資系コンサル出身のエンジニアを中心としたチームによる、企業のシステム全体との融合を見据えたAIシステムの設計・開発力がある。

第二に、元ゼネコン/一級建築士による建設業界におけるドメイン知識を有している点だ。

第三に、外資系コンサル出身者による業務定着を見据えた導入・運用支援型コンサルティングの提供が挙げられる。

これらの強みにより、テクノロジーと建設業界の知見、そしてコンサルティングによる実装支援を組み合わせたチームが形成され、現場に根差したAIソリューションの開発と定着を実現している。

今回の資金調達は、同社にとってシードラウンドに位置づけられるものだ。

調達した資金は、AI開発エンジニアや建設業界の専門人材の採用を加速するために活用される。

また、現在提供中の建設業界向けAIエージェントの機能拡充・高度化も図る計画である。

建設業界は、他産業に比べてAI導入が遅れている分野の一つと言われており、EdgeLabのような専門知識とAI技術を兼ね備えたスタートアップの役割は大きい。

AIエージェントや画像認識技術などを活用することで、建設現場の生産性向上や安全性確保、技術伝承といった課題解決が期待されている。



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