
清水建設・國場組・大米建設JVが復元整備工事を進めてきた首里城正殿の外観が、焼失から5年9カ月、約2070日を経て色・形を完全に取り戻した。
素屋根の中に設置されていた2層の作業床が完全に取り払われたことにより、素屋根内で正殿の全貌が現れた。
素屋根については7月下旬から屋根材の解体に着手し、8月6日に正殿の屋根全体が大空の下で姿を現した。
8月中旬からは外壁材を西面、北面、東面、南面の順に解体していく予定で、往時の輝きを取り戻した正殿の全貌がメッシュシート越しに徐々に見えるようになる。
今後の計画では10月末に素屋根外周の足場の解体を完了し、その後西之廊下と南之廊下の復元に着手する。

両廊下とも柱・梁の主要部材は檜造りで、塗装には久志間切弁柄を用いて往時の着色を復元する。
木工事は社寺建(福井県)、瓦葺きは島袋瓦工場(沖縄県)、漆塗り塗装は漆芸工房(沖縄県)が担当し、来年秋頃に復元工事を完了する予定である。
当社JVは2022年11月の着工以来、発注者である内閣府沖縄総合事務局が掲げた復元整備工事のテーマ「見せる復興」に全面的に協力してきた。
首里城公園を管理する内閣府国営沖縄記念公園事務所によると、奉神門に繋がる復元整備工事の見学ルートが2020年6月12日に設営されて以来、約520万人もの見学者が訪れている。
令和7年6月には天皇・皇后両陛下と愛子内親王殿下が工事中の正殿を観覧された。
素屋根の中に設置されていた2層の作業床が完全に取り払われたことにより、素屋根内で正殿の全貌が現れた。
10月末に素屋根解体完了後は西之廊下と南之廊下の復元に着手
素屋根については7月下旬から屋根材の解体に着手し、8月6日に正殿の屋根全体が大空の下で姿を現した。
8月中旬からは外壁材を西面、北面、東面、南面の順に解体していく予定で、往時の輝きを取り戻した正殿の全貌がメッシュシート越しに徐々に見えるようになる。
今後の計画では10月末に素屋根外周の足場の解体を完了し、その後西之廊下と南之廊下の復元に着手する。

両廊下とも柱・梁の主要部材は檜造りで、塗装には久志間切弁柄を用いて往時の着色を復元する。
木工事は社寺建(福井県)、瓦葺きは島袋瓦工場(沖縄県)、漆塗り塗装は漆芸工房(沖縄県)が担当し、来年秋頃に復元工事を完了する予定である。
当社JVは2022年11月の着工以来、発注者である内閣府沖縄総合事務局が掲げた復元整備工事のテーマ「見せる復興」に全面的に協力してきた。
首里城公園を管理する内閣府国営沖縄記念公園事務所によると、奉神門に繋がる復元整備工事の見学ルートが2020年6月12日に設営されて以来、約520万人もの見学者が訪れている。
令和7年6月には天皇・皇后両陛下と愛子内親王殿下が工事中の正殿を観覧された。
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