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Highlanders社。日本発AI搭載四足歩行ロボット「HLQ Pro」ベータ版提供開始。60kg級の大型機材を不整地で運搬可能

東京大学発ベンチャーのHighlanders(ハイランダーズ)は、四足歩行ロボット「HLQ Pro(エイチエルキュープロ)」のベータ版提供を5月12日より開始した。
HLQ Proは、総重量約60kgの大型四足歩行ロボットで、独自設計の堅牢なフレーム構造と高出力アクチュエータを採用している。
大型の機材を搭載したまま不整地や段差の多い地形を踏破できるAI制御ロボットとして開発された。
主な用途として、消火用機材や有害環境で使用する化学剤検知器といった重量物を、人が危険な場所に立ち入ることなく運搬することを想定している。
緊急対応や産業現場における人的リスク削減に貢献する機能を備えている。
このロボットの特徴の一つが、四足歩行による優れたバランス制御と歩行能力だ。
砂利や瓦礫、傾斜地などの不整地や段差も安定して移動できるため、従来の車輪型ロボットでは進入できない狭隘な空間や荒地でも確実に踏破することが可能となっている。

重量物の搭載能力も大きな特徴で、本体フレームに堅牢なマウント部・給電ポートを多数備え、消火器や化学剤検知器等の数十kgの重量物を安全に搭載・統合できる。
任務に応じた機材を取り付けることで、ミッションに最適な構成を柔軟に実現できる。
制御面では、強化学習を活用したAI歩行制御アルゴリズムを搭載しており、障害物や地形の変化をセンサーで検知し、リアルタイムに歩行パターンを最適化する機能を持つ。
これにより、人間の操作が届かないエリアでも事前に指示したルートに従って自律移動が可能となり、遠隔監視下で任務を遂行できる。
さらに、防塵・防滴(IP54相当)設計のボディにより、粉塵の舞う現場や雨天時の屋外でもスムーズな移動が可能だ。
水しぶきや泥濘にも耐え、最大4時間稼働のバッテリーにより過酷な環境下での継続的な任務遂行を実現する。
今回開始されたベータ版提供プログラムでは、本ロボットの導入を希望する企業・団体に対し、実際の現場でHLQ Proを試用する機会を提供する。
特に、消防・防災分野、石油化学プラントなどの危険エリア管理、建設・インフラ点検といった、危険環境下でのロボット活用ニーズが高い分野の企業を主な対象としている。
参加企業には同社技術者による導入支援や技術サポートを提供し、現場で得られたフィードバックを基に改良を重ねていく予定だ。
正式版は2026年内のリリースを目指しており、ベータプログラムへの応募は同社公式ウェブサイト内の専用フォームにて受付を開始している。
AI制御で瓦礫や傾斜地を踏破する堅牢な産業用四足ロボット。消防・化学プラント向けに実証開始、2026年に正式版リリース予定
HLQ Proは、総重量約60kgの大型四足歩行ロボットで、独自設計の堅牢なフレーム構造と高出力アクチュエータを採用している。
大型の機材を搭載したまま不整地や段差の多い地形を踏破できるAI制御ロボットとして開発された。
主な用途として、消火用機材や有害環境で使用する化学剤検知器といった重量物を、人が危険な場所に立ち入ることなく運搬することを想定している。
緊急対応や産業現場における人的リスク削減に貢献する機能を備えている。
このロボットの特徴の一つが、四足歩行による優れたバランス制御と歩行能力だ。
砂利や瓦礫、傾斜地などの不整地や段差も安定して移動できるため、従来の車輪型ロボットでは進入できない狭隘な空間や荒地でも確実に踏破することが可能となっている。

重量物の搭載能力も大きな特徴で、本体フレームに堅牢なマウント部・給電ポートを多数備え、消火器や化学剤検知器等の数十kgの重量物を安全に搭載・統合できる。
任務に応じた機材を取り付けることで、ミッションに最適な構成を柔軟に実現できる。
制御面では、強化学習を活用したAI歩行制御アルゴリズムを搭載しており、障害物や地形の変化をセンサーで検知し、リアルタイムに歩行パターンを最適化する機能を持つ。
これにより、人間の操作が届かないエリアでも事前に指示したルートに従って自律移動が可能となり、遠隔監視下で任務を遂行できる。
さらに、防塵・防滴(IP54相当)設計のボディにより、粉塵の舞う現場や雨天時の屋外でもスムーズな移動が可能だ。
水しぶきや泥濘にも耐え、最大4時間稼働のバッテリーにより過酷な環境下での継続的な任務遂行を実現する。
今回開始されたベータ版提供プログラムでは、本ロボットの導入を希望する企業・団体に対し、実際の現場でHLQ Proを試用する機会を提供する。
特に、消防・防災分野、石油化学プラントなどの危険エリア管理、建設・インフラ点検といった、危険環境下でのロボット活用ニーズが高い分野の企業を主な対象としている。
参加企業には同社技術者による導入支援や技術サポートを提供し、現場で得られたフィードバックを基に改良を重ねていく予定だ。
正式版は2026年内のリリースを目指しており、ベータプログラムへの応募は同社公式ウェブサイト内の専用フォームにて受付を開始している。
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