建設業界・建機レンタル業界に特化してシステム開発を手がけ、DXの実践を目指す「SORABITO株式会社(以下、ソラビト)」。
2014年に設立され、アジア最大級の中古建機のオンライン取引所「ALLSTOCKER(オールストッカー)」を運営している実力派スタートアップだ。
同社では2021年を「オンラインレンタル元年」とし、6月からは日本初のSaaS型建機オンラインレンタルアプリ「RENTALAPP(レンタルアプリ)」の提供が始まるという。今回の取材では、ソラビトの創業者で代表取締役会長である青木隆幸氏に新プロダクト開発の背景や特長、今後の展望などを伺った。
ーー 2021年6月からオンラインの建機レンタルアプリ「RENTALAPP」が提供開始されますね。開発の背景から教えていただけますか。
青木氏:「RENTALAPP」のプロジェクトがスタートしたきっかけは、2017年頃にさかのぼります。日本の建機レンタル業界の方々とディスカッションしていた時に、「車産業はモビリティ・サービスへと変わったが、建機はどうなるのか」という話が出まして。
そこで私たちが「建機もオンラインレンタルの構想を始めましょう」と提案し、私と現社長の博多一晃 と二人で調査を進めていきました。当時、建機レンタルの注文はほぼ電話で、オンラインサービスはかなり攻めた、新しい挑戦でしたね。
ーー数年前から構想されていたのですね。どんな調査をしたのですか?
青木氏:私たちは創業の頃からずっと現場主義で、リアルな声を大切にしています。まずは全国の建設現場から、大手ゼネコン、中小規模の建設会社、レンタル会社の営業所やメンテナンス部署など、さまざまな方に業務の状況やお困りごとをヒアリングしました。そして、プロダクトをつくりながら現場フィードバックを重ね、ベストなオンラインレンタルの形を検証していったんです。
ーー現場ではどんな課題が浮き彫りになってきたのでしょうか?
青木氏:建設会社の方の話を一から聞く中で、「調達」の課題が見えてきました。調達するのは主に「人」と「機械」と「材料」で、一番大変なのが「機械の調達」です。建設現場では、油圧ショベルなどの大きな重機や高所作業車、発電機、そして電動工具などの小物機械もほとんどがレンタル。施工からメンテナンスまでの全工程で、借りて返すことを繰り返すため、管理も細かくて複雑なんです……。
ーー「調達」という視点なんですね。なるほど。
青木氏:しかも、その情報が共有されていないんです。例えば建設現場で「今借りている機械は何台あるんですか?」と聞いても、正確に答えられる人がほとんどいなかったんです。
また、現場係員の方は職人さんに現場で必要な機械を確認し事務所に戻ってからまとめて電話注文をするため、忘れてしまったり間違えたりすることも……。こうした非効率的なやり方が現場の忙しさにつながっていて、「調達を可視化するシステム」が必要でした。
ーー建機レンタル会社から見た課題もあったのでしょうか?
青木氏:建機レンタル会社は、重機から工具まで膨大な量のレンタル品を扱い、多くの現場に貸出しをしています。注文が入ると、「在庫を確認」→「配送を確定」→「当日に引き渡し」→「返却後に点検整備」などとさまざまな業務が発生する。
この一連のやり取りを複数の建設会社、複数の現場監督と何度も行うため、営業の方が一人で対応しようとするとパンクしてしまいます。新規のお客様の開拓や重要な顧客への手厚いフォロー、お客様の要望を聞いて提案する時間が電話の取り次ぎ時間によってほとんどなくなってしまうんです。
ーーそれはかなり大変ですね……。「RENTALAPP」で現場はどう変わるのでしょうか?
青木氏:「RENTALAPP」は、建機レンタル会社が自社専用の建設会社向けレンタル注文アプリを簡単に作成できるSaaS型のプロダクトです。建設会社はアプリを使えばオンラインでいつでも建機レンタル品の注文・返却・管理ができます。
現場監督の方はスマホの画面を職人さんと一緒に見ながらミスやモレがなく発注できますし、担当者や現場ごとに機械の注文・返却状況も把握できるので調達の管理がスムーズです。
レンタル会社としても、オンラインの注文窓口ができるため、顧客とのコミュニケーションを効率化し業務の負担も大きく減らせます。営業の方は問合せ業務をアプリに任せられ、注文履歴を確認しながらお客様に適切なタイミングで提案やサポートができるんです。
ーーオンラインレンタルで、業務の効率化や営業の促進にもつながるんですね。
青木氏:そうですね。ただ、人の業務がすべてITに置き換わるということではありません。僕は建機レンタル分野において、ITと人の業務の割合の理想形は5:5だと考えています。安全なものづくりのためには、現場の状況を見て判断するケースも多く、人の力が重要になるからです。
一部の煩雑な仕事を「RENTALAPP」に代替することで、レンタル会社の営業やフロント、建設会社の現場監督それぞれが自分の専門業務に集中できる。そんな“人を生かす”ITシステムを目指しています。
ーー本来やるべき仕事にリソースを割けるよう、アプリが助けてくれると。操作性にもこだわりがあると聞いたのですが。
青木氏:はい。デザインやUX、UIも現場での使い勝手を第一に考えて設計しています。明るすぎる屋外や暗い室内でも画面が見やすいように明暗やコンストラクトをはっきりさせたり、入力箇所は減らしてタップで操作が完了できるようにしたり。あと、機械の見た目や形状などのビジュアルを見て検索する方が多いので、アイコンや写真で直感的に選んで注文できるようにしました。
ーーSaaS型のプロダクトである点では、どういった特徴があるのでしょうか?
青木氏:最大の特徴は、SaaSでありながら、それぞれのレンタル会社が自社専用のアプリにカスタマイズできることです。例えば自社の名前やロゴを表示できたり、活用事例などの写真や動画コンテンツを載せたり、おすすめ商品を表示したりなど、自社や製品の強みに応じてアピールができます。
ーー動画も載せられるんですか。想像以上に色々なことができるんですね。
青木氏:そうなんです。こだわりも多かったので、開発はトライ&エラーを重ねました。そしてついに、「これなら日本だけでなく、グローバルにおいても建機レンタル業界の未来をつくれる」と胸を張れるプロダクトができたんです。
ーー建機レンタル大手の西尾レントオールがRENTALAPPを7月に導入予定と発表されましたが、他のレンタル会社さんの反応はどうですか。
青木氏:レンタル業界はもちろん、他の業界からも幅広くお問い合わせいただいています。「うちの業界でもこう使えたら面白い」と言ってくださる異業界の方もいますし、「まさか複雑な建機レンタルの業界で、こんなウェブアプリができると思わなかった」という声も多いですね。
ーー新しいものを積極的に取り入れるアーリーアダプターも増えているんでしょうか。
青木氏:増えています。以前は他社の成功事例を見てから検討する方も多かったですが、コロナ禍の中でレンタル会社の方も建設業界の方もマインドが変わってきています。自分の会社を見つめ直し、「誰かが解決してくれるのを待っているのでなく、自分で変えていかなきゃ」と思われている方が多い印象です。
ーーコロナをきっかけに、ソラビトさんとお客様の目線が合ってきたと。業界自体も変わっていきそうですね。
青木氏:そう思います。僕らがRENTALAPPの話をすると、「今こういうことをちょうどやりたいと思っていた」というお客様もいらっしゃる。お客様の課題に対する考え方と私たちの実現したいプロダクトイメージがここまで一致することは今までなかったので、純粋に感動しました。
ーーソラビトとしての強みはどういった部分でしょうか?
青木氏:私たちの場合、リリースして終わりじゃなく、つねに改善しながらより良いプロダクトにしていく。そこがソラビトの肝だと思います。
まずはお客様の課題とやりたいことを聞かせていただき、プロジェクトをキックオフする。そして、数カ月かけて開発とフィードバックを重ね、リリースしていきます。もちろん、アプリの導入支援を行い、誰もが使いやすいようにフルサポートでカスタマーサクセスを目指していきます。
初期の段階でユーザーになっていただくと、「こんな機能がほしい」などの要望を投げかけながら、ソラビトと一緒にアプリを作っていけるメリットもありますね。
ーーソラビトとしてのこれからの指針やビジョンを教えてください。
青木氏:当社のメンバーは、私も含めて全員が新しいものを生み出す精神を持っています。これからも、一過性のサービスではなく、お客様と向き合いながら良いプロダクトをつくり続けていきたいですね。
そして長期的なプロジェクトとして、建設業界、レンタル業界の調達分野の最適化を実行していく。その結果、業務が効率化され、「このサービスがあって良かった」と感じていただければ最高です。
ーー長期的な視点で、業界を変えていこうと。
青木氏:全く新しい製品が登場して突然世界が変わるのではなく、“気付いたら皆が当たり前のように使っていた”という感じで、僕たちのサービスが世の中に自然と定着していくのが理想ですね。
建設業界を良くするという信念を持って、従来のやり方で生かせるところは生かしながら、新しいテクノロジーを取り入れていく。こうして業界の新しい姿を描いていくのがソラビトとしてのアプローチです。
【編集部 後記】
単なるITベンチャーではなく、建設・建機レンタル業界に特化したスタートアップとして、業界の成長を支えてきたソラビト。創業者である青木氏は代々続く建設業の家系で、建設現場や建機が身近にある環境で育ち、周りからも業界の切実な課題を聞いていたことが出発点にある。建機のマーケットプレイス「ALLSTOCKER」の開発・運営で得た知見を生かし、数年の構想・開発期間を経て、満を持してスタートする「RENTALAPP」、そして、今後もソラビトが生み出す建機レンタルDXサービスに注目していきたい。
◎ 撮影時のみマスクを外していただきました。
SORABITO株式会社
東京都中央区日本橋茅場町1丁目9番2号
URL: https://www.sorabito.com/
2014年に設立され、アジア最大級の中古建機のオンライン取引所「ALLSTOCKER(オールストッカー)」を運営している実力派スタートアップだ。
同社では2021年を「オンラインレンタル元年」とし、6月からは日本初のSaaS型建機オンラインレンタルアプリ「RENTALAPP(レンタルアプリ)」の提供が始まるという。今回の取材では、ソラビトの創業者で代表取締役会長である青木隆幸氏に新プロダクト開発の背景や特長、今後の展望などを伺った。
調達と共有が現場の大きな課題だった
ーー 2021年6月からオンラインの建機レンタルアプリ「RENTALAPP」が提供開始されますね。開発の背景から教えていただけますか。
青木氏:「RENTALAPP」のプロジェクトがスタートしたきっかけは、2017年頃にさかのぼります。日本の建機レンタル業界の方々とディスカッションしていた時に、「車産業はモビリティ・サービスへと変わったが、建機はどうなるのか」という話が出まして。
そこで私たちが「建機もオンラインレンタルの構想を始めましょう」と提案し、私と現社長の博多一晃 と二人で調査を進めていきました。当時、建機レンタルの注文はほぼ電話で、オンラインサービスはかなり攻めた、新しい挑戦でしたね。
ーー数年前から構想されていたのですね。どんな調査をしたのですか?
青木氏:私たちは創業の頃からずっと現場主義で、リアルな声を大切にしています。まずは全国の建設現場から、大手ゼネコン、中小規模の建設会社、レンタル会社の営業所やメンテナンス部署など、さまざまな方に業務の状況やお困りごとをヒアリングしました。そして、プロダクトをつくりながら現場フィードバックを重ね、ベストなオンラインレンタルの形を検証していったんです。
ーー現場ではどんな課題が浮き彫りになってきたのでしょうか?
青木氏:建設会社の方の話を一から聞く中で、「調達」の課題が見えてきました。調達するのは主に「人」と「機械」と「材料」で、一番大変なのが「機械の調達」です。建設現場では、油圧ショベルなどの大きな重機や高所作業車、発電機、そして電動工具などの小物機械もほとんどがレンタル。施工からメンテナンスまでの全工程で、借りて返すことを繰り返すため、管理も細かくて複雑なんです……。
ーー「調達」という視点なんですね。なるほど。
青木氏:しかも、その情報が共有されていないんです。例えば建設現場で「今借りている機械は何台あるんですか?」と聞いても、正確に答えられる人がほとんどいなかったんです。
また、現場係員の方は職人さんに現場で必要な機械を確認し事務所に戻ってからまとめて電話注文をするため、忘れてしまったり間違えたりすることも……。こうした非効率的なやり方が現場の忙しさにつながっていて、「調達を可視化するシステム」が必要でした。
ーー建機レンタル会社から見た課題もあったのでしょうか?
青木氏:建機レンタル会社は、重機から工具まで膨大な量のレンタル品を扱い、多くの現場に貸出しをしています。注文が入ると、「在庫を確認」→「配送を確定」→「当日に引き渡し」→「返却後に点検整備」などとさまざまな業務が発生する。
この一連のやり取りを複数の建設会社、複数の現場監督と何度も行うため、営業の方が一人で対応しようとするとパンクしてしまいます。新規のお客様の開拓や重要な顧客への手厚いフォロー、お客様の要望を聞いて提案する時間が電話の取り次ぎ時間によってほとんどなくなってしまうんです。
テクノロジーだけに頼らず、人を活かすアプリ
ーーそれはかなり大変ですね……。「RENTALAPP」で現場はどう変わるのでしょうか?
青木氏:「RENTALAPP」は、建機レンタル会社が自社専用の建設会社向けレンタル注文アプリを簡単に作成できるSaaS型のプロダクトです。建設会社はアプリを使えばオンラインでいつでも建機レンタル品の注文・返却・管理ができます。
現場監督の方はスマホの画面を職人さんと一緒に見ながらミスやモレがなく発注できますし、担当者や現場ごとに機械の注文・返却状況も把握できるので調達の管理がスムーズです。
レンタル会社としても、オンラインの注文窓口ができるため、顧客とのコミュニケーションを効率化し業務の負担も大きく減らせます。営業の方は問合せ業務をアプリに任せられ、注文履歴を確認しながらお客様に適切なタイミングで提案やサポートができるんです。
ーーオンラインレンタルで、業務の効率化や営業の促進にもつながるんですね。
青木氏:そうですね。ただ、人の業務がすべてITに置き換わるということではありません。僕は建機レンタル分野において、ITと人の業務の割合の理想形は5:5だと考えています。安全なものづくりのためには、現場の状況を見て判断するケースも多く、人の力が重要になるからです。
一部の煩雑な仕事を「RENTALAPP」に代替することで、レンタル会社の営業やフロント、建設会社の現場監督それぞれが自分の専門業務に集中できる。そんな“人を生かす”ITシステムを目指しています。
ーー本来やるべき仕事にリソースを割けるよう、アプリが助けてくれると。操作性にもこだわりがあると聞いたのですが。
青木氏:はい。デザインやUX、UIも現場での使い勝手を第一に考えて設計しています。明るすぎる屋外や暗い室内でも画面が見やすいように明暗やコンストラクトをはっきりさせたり、入力箇所は減らしてタップで操作が完了できるようにしたり。あと、機械の見た目や形状などのビジュアルを見て検索する方が多いので、アイコンや写真で直感的に選んで注文できるようにしました。
ーーSaaS型のプロダクトである点では、どういった特徴があるのでしょうか?
青木氏:最大の特徴は、SaaSでありながら、それぞれのレンタル会社が自社専用のアプリにカスタマイズできることです。例えば自社の名前やロゴを表示できたり、活用事例などの写真や動画コンテンツを載せたり、おすすめ商品を表示したりなど、自社や製品の強みに応じてアピールができます。
ーー動画も載せられるんですか。想像以上に色々なことができるんですね。
青木氏:そうなんです。こだわりも多かったので、開発はトライ&エラーを重ねました。そしてついに、「これなら日本だけでなく、グローバルにおいても建機レンタル業界の未来をつくれる」と胸を張れるプロダクトができたんです。
新型コロナを契機に、お客様との目線が合ってきた
ーー建機レンタル大手の西尾レントオールがRENTALAPPを7月に導入予定と発表されましたが、他のレンタル会社さんの反応はどうですか。
青木氏:レンタル業界はもちろん、他の業界からも幅広くお問い合わせいただいています。「うちの業界でもこう使えたら面白い」と言ってくださる異業界の方もいますし、「まさか複雑な建機レンタルの業界で、こんなウェブアプリができると思わなかった」という声も多いですね。
ーー新しいものを積極的に取り入れるアーリーアダプターも増えているんでしょうか。
青木氏:増えています。以前は他社の成功事例を見てから検討する方も多かったですが、コロナ禍の中でレンタル会社の方も建設業界の方もマインドが変わってきています。自分の会社を見つめ直し、「誰かが解決してくれるのを待っているのでなく、自分で変えていかなきゃ」と思われている方が多い印象です。
ーーコロナをきっかけに、ソラビトさんとお客様の目線が合ってきたと。業界自体も変わっていきそうですね。
青木氏:そう思います。僕らがRENTALAPPの話をすると、「今こういうことをちょうどやりたいと思っていた」というお客様もいらっしゃる。お客様の課題に対する考え方と私たちの実現したいプロダクトイメージがここまで一致することは今までなかったので、純粋に感動しました。
アプリというより、コンサルのようなサービス
ーーソラビトとしての強みはどういった部分でしょうか?
青木氏:私たちの場合、リリースして終わりじゃなく、つねに改善しながらより良いプロダクトにしていく。そこがソラビトの肝だと思います。
まずはお客様の課題とやりたいことを聞かせていただき、プロジェクトをキックオフする。そして、数カ月かけて開発とフィードバックを重ね、リリースしていきます。もちろん、アプリの導入支援を行い、誰もが使いやすいようにフルサポートでカスタマーサクセスを目指していきます。
初期の段階でユーザーになっていただくと、「こんな機能がほしい」などの要望を投げかけながら、ソラビトと一緒にアプリを作っていけるメリットもありますね。
長期的なプロジェクトで、最適化を目指す
ーーソラビトとしてのこれからの指針やビジョンを教えてください。
青木氏:当社のメンバーは、私も含めて全員が新しいものを生み出す精神を持っています。これからも、一過性のサービスではなく、お客様と向き合いながら良いプロダクトをつくり続けていきたいですね。
そして長期的なプロジェクトとして、建設業界、レンタル業界の調達分野の最適化を実行していく。その結果、業務が効率化され、「このサービスがあって良かった」と感じていただければ最高です。
ーー長期的な視点で、業界を変えていこうと。
青木氏:全く新しい製品が登場して突然世界が変わるのではなく、“気付いたら皆が当たり前のように使っていた”という感じで、僕たちのサービスが世の中に自然と定着していくのが理想ですね。
建設業界を良くするという信念を持って、従来のやり方で生かせるところは生かしながら、新しいテクノロジーを取り入れていく。こうして業界の新しい姿を描いていくのがソラビトとしてのアプローチです。
【編集部 後記】
単なるITベンチャーではなく、建設・建機レンタル業界に特化したスタートアップとして、業界の成長を支えてきたソラビト。創業者である青木氏は代々続く建設業の家系で、建設現場や建機が身近にある環境で育ち、周りからも業界の切実な課題を聞いていたことが出発点にある。建機のマーケットプレイス「ALLSTOCKER」の開発・運営で得た知見を生かし、数年の構想・開発期間を経て、満を持してスタートする「RENTALAPP」、そして、今後もソラビトが生み出す建機レンタルDXサービスに注目していきたい。
◎ 撮影時のみマスクを外していただきました。
SORABITO株式会社
東京都中央区日本橋茅場町1丁目9番2号
URL: https://www.sorabito.com/
WRITTEN by
いま注目の建設スタートアップ
- 日本初のSaaS型建機レンタルアプリ誕生! 徹底した現場主義が生んだ「SORABITO」の開発思想に迫る
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