コラム・特集
高橋 奈那 2023.5.23
測量アプリの現在地〜現場で使える?最新事例を紹介

【建設DX展 東京レポート】発売からわずか2年!急成長を続ける3次元スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」ブースを紹介

CONTENTS
  1. モバイル端末を使った「3次元スマホ測量アプリ」に注目が集中2022年に大きなアップデートを実現した、3次元スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」。
  2. 国交省の“要領に準拠”したことで、例年以上に多くの来場者が押し寄せた
2022年12月5日(月)〜7日(水)の3日間、東京ビックサイトで開催された『 第2回 建設DX展』。前回開催時から出展規模を1.5倍に拡大した会場内では、450社もの企業が自社製品を持ち寄り、自社製品のPRを熱心に行っていた。

バックオフィス支援や施工現場の効率化、作業員の安全性確保、そして3Dデータ活用を円滑にするソリューション、さらには業界の未来を感じさせる企画展まで、その内容は多種多様だ。


本記事では、すでに建設DX展では常連となりつつある、3次元スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」(オプティム開発)のブースの様子を紹介する。

モバイル端末を使った「3次元スマホ測量アプリ」に注目が集中2022年に大きなアップデートを実現した、3次元スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」。


ブルーを基調としたスタイリッシュなデザインが目を引く、株式会社オプティムの展示スペース。今回も出展の目玉は、同社が開発・提供する3次元スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」だ。

2021年5月のリリースからこれまで、業界の内外を問わず注目を集め続けているが、その要因のひとつとして、アップデートのスピードがあるだろう。


今回は、「OPTiM Geo Scan」に搭載された新機能についてあらためて紹介していく。

まずは、任意のポイントの位置情報を「点」で取得できる「GeoPoint」機能だ。普段から測量をされている方なら馴染みの深い「GNSS測量」が、OPTiM Geo Scanでもできるようになったのだ。


位置情報を取得したい場所に(GNSSレシーバを備え付けた)ポールを立てて、スマホで操作すると、カンタンに任意の位置情報を高精度で取得できる。

部分的に「ここの横断図(縦断図)を作成したい」といった場面で、高い利便性を発揮する。

さらに、もうひとつの新機能も紹介しよう。それが「杭打ち」機能だ。あらかじめ「OPTiM Geo Scan」上で位置情報を読み込んでおき、「目的地点として登録」しておけば、iPhoneとGNSSレシーバーがレーダーのように、その場所まで誘導してくれる。草木の生い茂る現場での境界探しや、地中埋設物の位置情報などが、スピーディに確認できるようになった。


また、土木施工中の仮設構造物の位置出しや、工種ごとに異なる敷き鉄板の場所を誘導してくれるなど、施工中にわざわざトータルステーション等の機械を持ち出すような精度を必要としない作業の効率を上げてくれる。

さらに、2022年7月には、2次元の図化作業を省力化してくれる「OPTiM Geo Design」無料機能としてリリースされた。


3次元測量(OPTiM Geo Scan)やGNSS測量(Geo Point)で取得したデータから、カンタンに2次元の図が作成できる。ハイスペックなPCや高額なモデリングソフトがなくても、インターネット環境さえあれば、ブラウザ上で簡単に図化が完了する。

「点」と「点」をつないでいくだけの直感的な操作で図化が完了できるところも、事業者に喜ばれるポイントになっている。

国交省の“要領に準拠”したことで、例年以上に多くの来場者が押し寄せた


機能の拡充や使い勝手の向上によって、ユーザーを惹きつけ続ける「OPTiM Geo Scan」だが、昨年(2022年)、大きな追い風となったのが、2022年度4月の国交省「3次元出来形管理要領(案)」に準拠したことは、言うまでもないだろう。


この要領に準拠し、起工測量や出来形測量などにも活用できるようになったことで、業界関係者からの注目度が一気に上昇した。実際、オプティムのOPTiM Geo Scanセールス担当者に話を聞くと、問い合わせの数や導入数も右肩上がりで増加しているという。


今回の建設DX展でも、OPTiM Geo Scanセールス担当者が行う実機での「ミニセミナー」では、毎回、人だかりができるほどの盛況ぶり。

また、OPTiM Geo Scanブースに迷いなく訪れ、Geo Scan セールス担当者に積極的に質問を投げかける来場者たちの様子をみて、OPTiM Geo Scanの認知度の高さはもちろん、「自社でどう活用するか」「どう使えば業務がラクになるか」など、OPTiM Geo Scanに対して、明確なビジョンやイメージを持っている方の多さを、うかがい知ることができた。


現場の課題や要望など「リアルな声」を汲み取り続け、アップデートを重ねる「OPTiM GeoScan」。その魅力が今、全国各地、あらゆる現場に届き始めている。

さらに、2023年5月24〜26日の3日間にかけ、幕張で開催される土木・建設業界の大規模イベントCSPI-EXPO 2023においても、オプティムの出展が決定している。CSPI-EXPOにおいても「OPTiM Geo Scan」から大きなニュースがあるそうだ!

ぜひ、現地に足を運び、「OPTiM Geo Scan」の手軽さ、楽しさ、素晴らしさを体感してもらいたい。





取材・編集:デジコン編集部(寺門 常幸)/ 文:高橋 奈那 / 撮影:砂田耕希
WRITTEN by

高橋 奈那

神奈川県生まれのコピーライター。コピーライター事務所アシスタント、広告制作会社を経て、2020年より独立。企画・構成からコピーライティング・取材執筆など、ライティング業務全般を手がける。学校法人や企業の発行する広報誌やオウンドメディアといった、広告主のメッセージをじっくり伝える媒体を得意とする。
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