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デジコン編集部 2023.11.20

KDDIスマートドローン、上空利用拡大に向けたモバイル通信サービスを開始

KDDIスマートドローンは、上空でのモバイル通信を利用した新たなユースケースやニーズへの対応を目的として「4G LTEパッケージ」の利用範囲、および適用対象を拡大する。

今後、さらに多くの機体や環境で上空のモバイル通信を利用できることになる。

ドローン等の無人航空機による高度150m未満の空域におけるモバイル通信の利活用が進む中、2023年4月に、高度150m以上の空域や有人の航空機においても、簡素化した手続きによりモバイル通信を利用可能とする電波法の制度整備(※1)が行われた。

今回同社は、高度150m以上の空域やドローンをはじめとする無人航空機だけでなく、有人の航空機においてもモバイル通信を利用できるよう4G LTEパッケージの利用範囲、および適用対象を拡大する。

これにより、ドローン等による高度150m以上の航路を含む山間のインフラ設備の点検や、ヘリコプター等の航空機における動態管理等での新たな通信手段の確保等、新たなユースケースにおいてモバイル通信の利活用が可能となる。
※1 無人航空機等における携帯電話等の端末の利用(総務省、電波利用ホームページ)

(1)利用高度に関わる規定の廃止
上空モバイル通信サービスの利用高度に関わる規定(地表または水面から150m以下の高度の上空に限る)を廃止し、高度150m以上の空域も利用範囲に含める。また、より精緻な電波状況の確認を希望する顧客向けに「上空電波測定」のオプションサービスを提供している。

(2)無人航空機以外での利用
ドローンをはじめとする「無人航空機」(航空法第2条第22項の「無人航空機」)に加えて、「航空機」(航空法第2条第1項の「航空機」)を上空モバイル通信サービスの適用対象に含める。


参考・画像元:KDDIスマートドローンプレスリリース
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デジコン編集部

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