大林組は日本ヒュームと共同で、新丸山ダム建設工事において3Dプリンター製造のプレキャスト部材を擁壁工事に適用し、工期短縮とコスト削減を達成したと発表した。
本プロジェクトでは、仮設の工事用管理施設の擁壁において、直線部に規格化されたプレキャスト部材を、隅角部3カ所に3Dプリンター製造のプレキャスト部材を組み合わせた。
従来の型枠製作方式と比較して、3Dプリンター活用により工程を約30%短縮し、コストを約5%削減することに成功した。
現場施工においては、従来の約20日間を要する工期を1.5日まで短縮し、約90%の工期削減を実現した。
大林組は2014年から建設用3Dプリンター技術の研究開発を進め、2022年には国内初となる大臣認定を取得した3Dプリンター建設物「3dpod®」を建設している。
2025年度以降に着工予定の新丸山ダム堤体工事では、堤体内部の監査廊においてもフルプレキャスト化の実現を検討している。
建設業界における担い手不足や労働環境改善の課題に対し、国土交通省が推進するi-Construction 2.0においてもプレキャスト工法の活用が重要施策として位置付けられている。
参考・画像元:株式会社大林組プレスリリースより
特殊形状部材の製造に3Dプリンターを活用、現場施工を90%削減
本プロジェクトでは、仮設の工事用管理施設の擁壁において、直線部に規格化されたプレキャスト部材を、隅角部3カ所に3Dプリンター製造のプレキャスト部材を組み合わせた。
従来の型枠製作方式と比較して、3Dプリンター活用により工程を約30%短縮し、コストを約5%削減することに成功した。
現場施工においては、従来の約20日間を要する工期を1.5日まで短縮し、約90%の工期削減を実現した。
大林組は2014年から建設用3Dプリンター技術の研究開発を進め、2022年には国内初となる大臣認定を取得した3Dプリンター建設物「3dpod®」を建設している。
2025年度以降に着工予定の新丸山ダム堤体工事では、堤体内部の監査廊においてもフルプレキャスト化の実現を検討している。
建設業界における担い手不足や労働環境改善の課題に対し、国土交通省が推進するi-Construction 2.0においてもプレキャスト工法の活用が重要施策として位置付けられている。
参考・画像元:株式会社大林組プレスリリースより
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