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デジコン編集部 2024.8.19

大林組、高速道路のり面補修工事にて水素活用に関する実証実験

大林組は、大分自動車道ののり面補修工事においてコマツの協力のもと、水素混焼発電機を用いて電動ミニショベル「PC30E-6」の充電を行う実証実験を実施した。

この取組みにより、施工段階でのCO2排出量を約40%削減することに成功。

特に配電網が整っていない地域の建設現場での給電インフラ問題に対して、実用的な解決策を提供することを目指している。


今回の実証実験は、受電が難しい建設現場における電動化建機の運用可能性を検証するために実施された。

大分自動車道ののり面補修工事では、土砂の積み込み作業にGX建設機械であるコマツの電動ミニショベル「PC30E-6」が採用され、その充電には水素混焼発電機が用いられた。

実験では、大林組が製造した水素を発電機の燃料として使用し、CO2排出量を従来の軽油のみを使用する場合と比較して約40%削減した。


今回の実証実験は、施工段階でのCO2排出削減を目的としたものであり、特に配電網が整っていない地域の建設現場において、電動化建機の実用性を確認する重要なステップとなった。

大林組は、今後もGX建設機械の導入を計画的に進める方針であり、今回の実験成果をその導入計画に活用していく予定だ。



参考・画像元:大林組プレスリリース
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デジコン編集部

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