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デジコン編集部 2025.7.15

静岡の鈴与建設、静岡理工科大学で建設現場体験学習を実施。土木工学科1年生24名が参加

鈴与建設(静岡県静岡市清水区)は7月2日、静岡理工科大学土木工学科の1年生24名を対象に建設現場での体験学習を実施した。

「土木工学概論」の授業の一環として行われ、学生の学習意欲向上と将来のキャリアイメージ形成を目的としている。

静清バイパス現場見学と若手技術者との対話でキャリア理解を深化


午前中は国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所と共同で静清バイパス清水立体建設現場の見学を実施した。

学生たちはプロジェクトの概要説明を受けた後、高架橋からの施工現場視察を行った。


午後は鈴与建設社員による特別講話から開始され、土木技術者のキャリアパスと可能性、建設業の日常業務と実態、大学での学びと実務の関連性について説明が行われた。

その後のグループディスカッションでは若手技術者社員との対話を通じて、現場で必要なスキルの議論やキャリアプランニングについて意見交換を実施した。

静岡県清水港管理局の協力により新興津地区施設整備事業現場の見学も行い、高所作業車からの施工現場観察を体験した。



最後の総括では一日の体験を通じた気づきの共有、将来のキャリアについての展望、建設業界への理解深化について振り返りを行った。

プログラム内で実施されたアンケートでは、就職活動時に「給与」と「休日」のどちらを優先するかという質問に対し、24名中20名が「休日」を重視すると回答した。

この結果はワークライフバランスを重視する若い世代の価値観を反映しており、建設業界の働き方改革への示唆を含んでいる。

参加した学生からは「土木工事に対するイメージが大きく変わった」という声が多数寄せられ、実際の現場体験を通じて建設業界への理解が深まったことが確認された。




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