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デジコン編集部 2024.5.14

テラドローン、九州電力送配電でのドローン自動鉄塔点検システム運用を1万5,000基に拡大

テラドローンは、九州電力送配電において、ドローン(AI活用がいし自動検出機能搭載)を用いた自動鉄塔点検システムの運用を、九州エリア約2万5,000基の鉄塔のうち約1万5,000基まで拡大したと発表した。

同システムは、ドローンの飛行、AIによるがいしの検知、ドローンに搭載したカメラの調整・撮影などを全て自動で行い鉄塔の点検作業を省力化。従来の点検作業と比較して、点検時間を約50%短縮する。


送電鉄塔は風雨などの影響を常に受けており、定期的な点検が不可欠だ。従来はドローンを手動操作して点検を行い、22万ボルト級の鉄塔では1基あたり約110分を要していた。

自動鉄塔点検システムの導入により、鉄塔点検作業は操縦者と監視者の2名体制で、1基あたり約60分で行うことができ、従来と比べて点検時間を約50%削減した。

同システムは、鉄塔の形状に合わせて自動でドローンの飛行経路を生成し、点検作業を全て自動で実施。劣化状況を詳細に確認する必要があるがいしはAIが自動検出し、カメラのズームアップや追従・撮影も自動で行う。

今後、特殊な形状の鉄塔への適用やドローン飛行に関する法規制が緩和されることにより、全国の鉄塔に展開できるため、引き続き鉄塔インフラの保全に取り組んでいく。


参考・画像元:テラドローンプレスリリース
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デジコン編集部

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