ツール紹介
デジコン編集部 2025.6.30

建設現場スケジュール管理アプリ「現助」をリリース。音声入力日報作成とPWA技術で伝達漏れと管理限界を解消。みはたま社

みはたまが建設現場のスケジュール管理に特化したSaaSアプリケーション「現助(げんすけ)」の提供を開始した。

電話やExcelでの情報共有に起因する伝達漏れや管理の非効率性を解消し、現場監督、職人、事務員の業務負担を大幅に削減する現場第一のDXツールとなっている。

音声入力で日報作成負担を90%以上削減、オフライン対応PWA技術で電波の届きにくい現場でも利用可能


日本の建設業界は人手不足や従業員の高齢化といった構造的な課題に直面しており、多くの現場では依然として電話、FAX、あるいはExcelや紙といったアナログな手段で日々のスケジュール管理や情報共有が行われている。

その結果、「言った・言わない」のトラブルや急な予定変更による伝達漏れ、現場監督や事務員が関係者への電話連絡に追われ本来の業務に集中できない生産性の低下が常態化している。

Excelや手書きの日報作成にかかる膨大な時間的コスト、どの職人がいつ、どの現場に入っているのか把握しきれない管理の限界といった問題が企業の成長を妨げる「見えないコスト」となっていた。

みはたまはこれらの課題をテクノロジーの力で解決し、建設業界で働くすべての人々がより安全で創造的な仕事に集中できる環境を作るため「現助」を開発した。

「現助」は建設現場の複雑なスケジュールと情報をスマートフォン一つで「見える化」し、関係者全員にリアルタイムで共有するアプリケーションである。




「現場が動く、会社が回る」をコンセプトに、現場の誰もが直感的に使えるシンプルなUI/UXを追求している。

主な特徴として、日別・現場別に「誰が」「どの作業を」「どの機材で」行うのかをカレンダー形式で可視化する一目でわかる工程管理機能を搭載している。

職人の重複や機材の空き状況も一目瞭然で、最適な人員配置をサポートする。

音声入力による日報作成機能では、スマートフォンのマイクに向かって話すだけで日報や作業報告がテキスト化される。


キーボード入力が苦手な方でも移動中や作業の合間に簡単かつ正確に報告を完了でき、報告業務の負担を90%以上削減する。

PWA技術によるオフライン対応により、電波の届きにくい山間部や地下の現場でもアプリの基本機能を利用可能である。

入力したデータは一時的にデバイスに保存され、オンラインになった際に自動で同期されるため場所を選ばずに作業を進められる。

リアルタイム通知と協力会社連携では、スケジュールの変更や追加が関係者全員のスマートフォンに即時通知され伝達漏れを防ぐ。

協力会社の担当者には専用の共有リンクを送るだけで、アプリのインストール不要で関連スケジュールを確認してもらえる。

金融機関レベルの強固なセキュリティにより、SSL/TLSによる通信暗号化はもちろん、金融機関レベルの暗号化技術でデータを保護している。






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デジコン編集部

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