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デジコン編集部 2025.7.22

iPhone冷却アイテム5選!スマホの《熱暴走対策》完全ガイド!〘猛暑日の【スマホ測量】に欠かせない〙

CONTENTS
  1. スマホ測量の大敵は「熱」!iPhoneの冷却対策が必要な理由
  2. iPhone(スマホ)が熱くなる原因とは?
  3. iPhoneが熱くなりやすい具体的な状況は?
  4. 知っておきたいiPhoneの「高温注意」の警告表示
  5. 熱暴走が引き起こすリスクと症状は?
  6. 効果的なスマホの冷却方法と注意点は?
    1. 「高温注意」が表示された時の緊急対処法
    2. 絶対にやってはいけないこと
  7. おすすめ!iPhone冷却アイテムを紹介!
    1. スマートフォン専用冷却ファン「Taskarl TSC-04」(タスカル)
    2. 繰り返し使える次世代冷却パッド「モバピタッCool」(エレコム)
    3. ケース装着でも使える進化型シート「スマ冷え Premium」(トリニティ)
    4. 電子部品メーカーの技術力「貼るだけ!スマホ用冷却シート」(サンハヤト)
    5. 業界初!ペルチェ素子で瞬間冷却「TK-CLN24 スマートフォンクーラー」(サンワサプライ)
  8. スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」で猛暑でも、時短測量を!
    1. 測量素人でも扱える簡単操作性
    2. 一人でも高精度測量が可能
  9. 測量現場でのiPhoneの熱暴走予防策は?
    1. 日頃からできる予防対策
    2. 測量現場での特別な注意点

スマホ測量の大敵は「熱」!iPhoneの冷却対策が必要な理由


スマホで測量ができる「OPTiM Geo Scan」を始め、今、スマホで測量できるソリューションが増えている。

従来の測量では、複数人での作業や高価な専門機器が必要だったが、スマホ測量なら一人でも高精度な測量が可能になり、作業効率が大幅に向上している。

普段使いのiPhoneで気軽に測量ができる一方で大敵なのが、熱!そう、スマホはとにかく暑さに弱いのだ……。

特に猛暑日の測量現場では、直射日光下での長時間作業により、iPhoneが高温になって動作不良を起こすリスクが高まる。

せっかくの効率的なスマホ測量も、熱暴走で作業が中断されては意味がない……。

iPhone(スマホ)が熱くなる原因とは?


これは、iPhoneに限らず、ほどんどのスマートフォンに使用されている、リチウムイオンバッテリーが原因だ。

小型で大容量の充電量をほこる高性能なバッテリーだが、Apple公式ではiPhoneが正常に動作する適正温度を「0〜35℃」と公表しており、16〜25℃の範囲で使用されることが理想とされている。

また、高温下ではバッテリーが恒久的に劣化するというデータもあり、さらに高温下の充電時に発火する恐れも指摘されている。

また、高温下ではバッテリーが恒久的に劣化するというデータもあり、さらに高温下の充電時に発火する恐れも指摘されている。

さらに、もともと、iPhoneにはPCと違って排熱用のファンがないため、熱を持ちやすい構造となっているのだ。

iPhoneの仕様上、気密性が高く内部の熱を外に逃がしにくい作りになっているため、iPhone内部でたくさんの熱が発生した場合は、熱を放出しきれず内部に溜まってしまうのだ。

iPhoneが熱くなりやすい具体的な状況は?


iPhoneが熱くなりやすい状況として、以下の3つが挙げられる。

  • iPhoneそのものが直射日光や夏の車内などで熱されている状態の時
  • 充電中など、バッテリーが発熱している時
  • CPUに負荷がかかっている時

特に、複数のアプリを同時に起動していると、CPUに負荷がかかるため発熱して熱暴走を起こしやすくなる。位置情報(GPS)を利用するアプリなどは発熱しやすいので注意が必要だ。

知っておきたいiPhoneの「高温注意」の警告表示


iPhoneが一定以上の高温になると、「高温注意」という警告が表示される。これは熱による故障を防ぐための警告措置で、この状態では以下のような不具合が起こる可能性がある。



  • 充電できなくなる
  • ディスプレイが暗くなる、または表示されなくなる
  • 電源が落ちる
  • カメラのフラッシュが無効になる
  • 電波が弱くなる
  • 低電力モードになる
  • 一部のアプリが使えない、またはパフォーマンスが著しく低下する


熱暴走が引き起こすリスクと症状は?


熱暴走が発生すると、突然動作が重くなったり操作ができなくなったりして、iPhoneを思うように使用できなくなる。

また、使用しているアプリが強制終了されることもあるため、注意しなければならない。

さらに深刻なケースでは、突然電源が落ちたり充電自体できなくなったりすることも……。

このような状態になると、アプリのデータだけでなくiPhoneに保存しているデータ自体を損う恐れがあるので注意が必要だ。

ましてや、夏本番。近年は30℃を超える気温もしばしば記録しているし、晴天時の地表面の温度はそれ以上の温度となる。

これからの時期、快適にスマホを使用するためには、いかに排熱をするかということに、気を遣わなければならない。

効果的なスマホの冷却方法と注意点は?


「高温注意」が表示された時の緊急対処法


1. まずは電源をオフにする
高温注意と表示された場合、まずiPhoneの電源をオフに。高温注意の表示が出ているときは、タッチパネルでの操作はできなくなっているが、電源ボタンは操作可能だ。

2. 涼しい場所で放熱させる
風通しの良いテーブルの上で放置するのがおすすめだが、ステンレスのような冷たい素材の上に置くと、効率的にiPhone本体の温度を下げられる。

3. 扇風機やサーキュレーターの活用
扇風機やサーキュレーターがある場合は、直接iPhoneを風に当てるのも良い方法。ただし、エアコンの風をそのまま当ててしまうと結露が起こる可能性があるので注意。

注意: 高温注意になっているiPhoneは、本体自体もかなり熱くなっている可能性がある。やけどの危険もあるので、iPhoneに触れるときはハンカチなど布越しに触って高温対策をしてから電源を切るようにしよう。


絶対にやってはいけないこと


とにかく早く冷やそうとして冷蔵庫冷凍庫入れたり、保冷剤冷やしたりするのはNG。

 急激に冷やそうとすると、温度差でiPhoneの内部に結露が発生し、水没故障を引き起こす原因になるのだ。

《 NG行為 》

  • 氷水をかける:防水機能があっても完全防水ではなく、水没のリスクがある
  • 冷蔵庫・冷凍庫に入れる:温度差で結露が発生し、バッテリーにも負荷がかかる

おすすめ!iPhone冷却アイテムを紹介!


そこでマストアイテムとなるのがiPhoneの「冷却アイテム」だ。iPhoneを物理的冷やし、廃熱問題を解決するグッズで、近年はスマホクーラーなどとも呼称される。

ここからは、特徴別にいくつかの代表的なiPhone冷却アイテムを紹介していこう。

スマートフォン専用冷却ファン「Taskarl TSC-04」(タスカル)


iPhoneの冷却アイテムのひとつとして、ファンタイプのものがあげられる。その中でも特におすすめなのが「タスカル Taskarl TSC-04」だ。


ファンタイプは、モーターで羽根を回して風を当てる方式なので、低価格で長時間の稼働ができるメリットがある。

ただし、ホルダー式で固定できるため安定性は高いが、ファンの音が発生することには注意が必要だ。

《 ポイント 》

  • 高回転ファンによる強力冷却: 1分間最大4800回転のファンスピードで、スマホの熱を短時間で抑制
  • 長時間使用可能: 500mAhの内蔵リチウムバッテリーで満充電時には約4時間の連続使用が可能
  • 幅広い対応機種: メーカー・ブランドを問わず、最大84mmまでのスマホに対応
  • ホルダー式で安定固定: スマホでの測量作業中でもスマートフォンをしっかりと固定
  • スマホ測量での活用メリット: スマートフォンを使用してのGPS測量や長時間使用による高熱になったスマートフォンを冷却ファンで効果的に冷やす。約4時間の連続使用が可能なため、一日の測量作業をカバーできる実用性あり。

 

繰り返し使える次世代冷却パッド「モバピタッCool」(エレコム)


エレコムのモバピタッCoolは、貼るだけで冷却。スマートフォンの熱上昇を防ぎ、繰り返し使えるPCM素材の冷却パッドだ。



実際の使用感は、「モバピタッCoolくんを貼ると、すぐさま熱々が解消されたように感じました。」「スマホも熱のせいでカクカクな動きにならずに済んでます。」といったレビューが多く挙がっている。


《 ポイント 》

  • 長時間冷却:約60分間冷却し続けられ、スマートフォンの温度を最大7.6℃下げる
  • 28℃以下で自然凍結するPCM素材を採用:溶けて液体になった場合は、28℃以下の環境に置くか、冷水に約10分間つけて冷やすと、再び凍結し冷却機能が復活
  • コンパクト設計:約44×70mmで、小型のスマートフォンでも背面カメラを覆わずに貼り付けできるコンパクトサイズ



ケース装着でも使える進化型シート「スマ冷え Premium」(トリニティ)


普段、スマホケースを利用している人も多いだろう。そのうえで、さらに冷却をしたいとなると、薄手の粘着式のシート「スマ冷え Premium」(トリニティ)が選択肢に入ってくる。


素材は、共同技研化学株式会社の蓄熱シート「FREY」を使用シートを使用しており、内部のマイクロカプセルが液化することで熱を吸収する。

蓄えた熱が空気中に放出され、冷却が進むとマイクロカプセルは固体に戻る仕組みで、半永久的に繰り返し使用することができるという。

《 ポイント 》

  • 強力な熱吸収: 熱を-8.2°C吸収し、スマホに不具合が起こり始める「30℃以上の熱」を抑制
  • 1.5倍パワーアップ: 通常の「スマ冷え」より蓄熱材料を1.5倍に増量。
  • 極薄設計: 厚さ0.9mm。スマ冷え Premiumを貼った上からスマホケースを利用可能
  • 3層蓄熱構造: ケースの内側でも冷却効果を発揮
  • ながら充電対応: スマホ使用中の充電時の発熱を抑制し、バッテリーの劣化を防ぐ



電子部品メーカーの技術力「貼るだけ!スマホ用冷却シート」(サンハヤト)


電子部品メーカーならではの技術力を活かしたスマホの冷却ソリューションとして、サンハヤトの「貼るだけ!スマホ用冷却シート(HF-C552)」がある。


サンハヤトは1962年に創業された化学製品製造メーカー。電子部品メーカーならではの技術力を活かし、熱抵抗23.3K/Wという具体的な数値で性能を示している。

《 ポイント 》

  • 手軽な貼るだけ冷却: シールタイプで貼るだけで効果を発揮、機器本体を約2℃冷却
  • 放熱効果に特化: 放熱効果でスマホでゲームや動画再生を行う際に発生する「熱トラブル」を手軽に解消
  • コンパクト設計: 50×50×0.13mm(剥離剤含まず)の薄型設計
  • 日本製の信頼性: 国内生産による品質保証とRoHS指令(10物質)対応



業界初!ペルチェ素子で瞬間冷却「TK-CLN24 スマートフォンクーラー」(サンワサプライ)


スマホがいきなり熱くなったので、速く冷やさなくちゃ……という場合にも対応できるのが、サンワサプライの「TK-CLN24 スマートフォンクーラー」だ。


業界初のペルチェ素子、つまり電子の力で、強力冷却。風力ではない全く新しい業界初スマホクーラーで、機器の熱を持った箇所へピンポイントで冷やすことができるのが大きな利点だ。

《 ポイント 》

  • 優れた冷却性能: 室温22℃の場合、クーラーの表面温度14℃~18℃まで冷却可能
  • サイズフリー: ホルダー固定タイプではないため、機器のサイズを選ばず色々な機種に対応
  • 持ち運び便利: スマートフォンと重ねて持って使用でき、バッグに入れても邪魔にならない小型サイズ
  • 屋内外対応: 直接冷却は「暑さ」と「熱さ」に強く、外気に影響されることなくすぐに冷やすことができる



スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」で猛暑でも、時短測量を!


スマホの冷却アイテムと併せて活用したいのが、革新的なスマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」だ。

猛暑日の測量作業において、いかに効率的に短時間で精度の高い測量を行うかが重要なポイントとなる。

測量素人でも扱える簡単操作性


「OPTiM Geo Scan」の最大の特徴は、従来の測量技術を知らない素人でも直感的に操作できる簡単さだ。


複雑な設定や専門知識は不要で、iPhoneのカメラで対象エリアを撮影するだけで測量データを取得できる。

一人でも高精度測量が可能


従来の測量では複数人での連携作業が必要だったが、「OPTiM Geo Scan」なら一人でも高精度な測量が実現する。

長時間の屋外作業は作業員の体力を消耗させ、猛暑日の測量現場では、熱中症の危険性も高まる。


「OPTiM Geo Scan」を活用することで、測量作業時間を大幅に短縮し、猛暑現場でも安全かつ効率的な測量を実現するのだ。



測量現場でのiPhoneの熱暴走予防策は?


日頃からできる予防対策


1. 使用しないアプリを閉じる(タスクキル)
アプリを利用していない場合でもバックグラウンドで動き続けているため、起動したままだとiPhoneに負荷がかかる。

特にゲーム系のアプリを開きっぱなしにすると、CPUに負荷がかかり続けてiPhoneが高温になることも……。

2. 高温・高湿の場所での長時間使用を避ける
夏場の直射日光など、高温になりやすい場所で長時間の使用は控えるようにしよう。気温や室温が高い場所で高負荷のアプリを起動させたり、充電したりすると、iPhoneが熱くなりやすくなる。

3. ケースやカバーの素材選びも重要
iPhoneはカバーやケースの種類が豊富だが、使用する素材やデザインによっては放熱ができずに高温になりやすい。特に手帳タイプのカバーは見た目や機能性はよくても、冷却力が低下するため、あまりおすすめできない

測量現場での特別な注意点

 
  • 直射日光下での長時間測量は避ける
  • 車内にiPhoneを放置しない
  • 充電しながらの測量作業は控える
  • 定期的に日陰で休憩を取る

以上、タイプ別に代表的な5つの冷却アイテムを紹介した。

他にも多くの商品がリリースされているので、自身のiPhone活用スタイルに即したアイテムをチョイスしてみてはいかがだろうか。



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WRITTEN by

デジコン編集部

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