ツール紹介
デジコン編集部 2025.7.8

移動式冷却室「ユニコンCOOL」開発。38.5度の炎天下で室内温度20.5度まで冷却し「猛暑対策展」で実機展示。シフトアップ社

シフトアップは、近年深刻化する猛暑による健康被害や作業環境の悪化に対応するため、屋外での使用を想定したオールシーズン対応の移動式クーリングシェルター「ユニコンCOOL(ユニコンクール)」を開発した。

7月23日から25日まで東京ビッグサイトで開催される「猛暑対策展2025」で実機を展示し、特別価格で販売する。

ハイエース搬入可能なコンパクト設計で建設現場や農作業の仮設休憩所として活用


近年の地球温暖化の影響により、屋外で働く人々の健康リスクは年々深刻化しており、特に夏場には熱中症による労働災害や死亡事故が全国的に多発している。

こうした状況を背景に、厚生労働省は「職場における熱中症予防対策ガイドライン」の策定や、労働安全衛生法に基づく予防措置の徹底を事業者に義務付けるなど、対策の強化が図られている。

屋外作業等では「一時的に涼める」環境の整備が急務となっており、同社はこの課題に対し、仮設型でありながら高機能かつ柔軟性のある休憩空間を提供することを目指して本製品を開発した。

「ユニコンCOOL」は建設現場・屋外イベント・農作業・災害現場など、過酷な気象条件下で働く人々のための仮設休憩所として、安全かつ快適な環境を提供する。

夏の熱中症対策だけでなく、断熱性能の高さを活かして冬季には暖房を入れての活用も可能である。

38.5度の炎天下で、20.5度まで室内温度を下げることが可能な性能を備えている。


約1.9メートル四方・高さ2メートルのコンパクト(タイプM)なユニット型設計により、ハイエース等のバンでの搬入が可能となっている。

現場での設置も容易で、省スペースかつスピーディーに休憩空間を提供する仕様である。


スポットエアコンで休憩所内の温度を短時間で快適な状態へと整えることが可能で、猛暑下における熱中症リスクの軽減に寄与するとともに、作業者の集中力・体力の維持をサポートし、作業効率の向上に貢献する。

高断熱パネルを採用しているため、冬季には暖房設備の導入により、冷え込む現場でも快適な空間を提供でき、季節を問わず利用できるオールシーズン対応の高性能休憩所として設計されている。




用途や人数に応じてスペースを自在に拡張可能で、複数台を連結することで、イベント会場から大規模工事現場まで、様々な現場に柔軟に対応する。

設置環境やニーズに応じてレイアウトを変更でき、状況に応じた空間づくりを実現する機能を持っている。




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デジコン編集部

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