ツール紹介
デジコン編集部 2025.4.30

シャープ。市販ペットボトル飲料から簡単にアイススラリーを生成できる冷蔵庫を開発。5月22日から法人向けレンタルサービス開始

シャープは、市販のペットボトル飲料から簡単にアイススラリーを生成できる「アイススラリー冷蔵庫」<RJ-AS7P>を開発し、5月22日より法人向けレンタルサービスを開始する。

暑熱対策に有効なアイススラリーを9段階の細かな温度設定で多様な飲料に対応、現場移動も容易なコンパクト設計


アイススラリーとは、微細な氷と液体が混合した流動性のあるフローズン状の飲料である。

過冷却状態に保たれた飲料に衝撃を与えることで生成され、摂取すると微細な氷が溶ける際に熱を奪い、体を芯から冷やすことができる。

近年、手軽に実施できる暑熱対策として注目を集めているこのアイススラリーを、シャープは専用冷蔵庫で簡単に作れるようにした。

同社独自のファン制御と風路構造により、庫内の温度をきめ細かく制御するとともに温度ムラを抑制することで、飲料の過冷却状態を保持できるのが特徴である。

使用方法は簡単で、市販のペットボトル飲料を冷蔵庫に入れておき、飲む前に取り出してボトルを振るなどの衝撃を与えるだけでアイススラリー化できる。

飲料の種類によってアイススラリー生成に適した温度は異なるため、9段階での細かな温度設定機能を搭載している。

これによりスポーツドリンクや果汁飲料、コーヒー飲料など、さまざまな飲料に対応することが可能だ。

この「アイススラリー冷蔵庫」は工場や建設・土木工事の現場、スポーツ施設など、暑熱対策が必要なさまざまなシーンでの活用が期待される。

コンパクトサイズで休憩スペースなどに設置しやすいほか、宅配便での搬送も可能な点も大きな特徴である。

このため、期間限定の工事現場やスポーツの遠征先など、設置場所の変更も容易にできる実用性の高さを備えている。

なお、炭酸飲料は凍結時に容器が破損するおそれがあるため使用できず、また飲料によってはアイススラリー化できないものもあるため注意が必要である。



印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。