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デジコン編集部 2026.1.19

岡山の蜂谷工業、削孔管理を自動化するIoTシステム「削孔Palette」がNETIS登録。工程を85%短縮

CONTENTS
  1. 「測る・撮る・書く」をワンストップで
  2. 経済性と生産性を大幅改善
蜂谷工業株式会社(岡山県岡山市)と株式会社Momo(兵庫県神戸市)は2026年1月19日、共同開発した削孔管理IoTシステム「削孔Palette(パレット)」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されたと発表した(登録番号:HR-250011-A)。

本システムは、タブレット端末とレーザー距離センサ、AI画像解析を組み合わせることで、橋梁補修工事などにおける削孔の「深さ」と「径」を自動で計測・記録するものだ。

従来の手作業と比較して、1000孔あたりの作業工程を約85%短縮できるという。

「測る・撮る・書く」をワンストップで


橋梁補修やアンカー工事において、コンクリートへの削孔作業後の出来形管理(計測、黒板記入、写真撮影、帳票作成)は、これまで2~3名の人員を要する負担の大きい作業だった。


「削孔Palette」は、これを作業員1名で完結させることを可能にする。

  • 高精度な自動計測: レーザーとAI解析により、削孔長(誤差±4mm以内)、削孔径(誤差±3mm以内)を瞬時に計測。
  • 帳票も自動作成: 計測データは写真と共に自動保存され、Excel形式の出来形管理表として出力可能。転記ミスや改ざんのリスクも低減できる。
  • オフライン対応: 通信環境の悪い現場でも利用可能。

経済性と生産性を大幅改善


試算によると、本システムの導入により作業工程は84.95%短縮され、労務費などの経済性も従来比で約15%向上するとされている。

人手不足が深刻化する建設現場において、品質確保と省人化を両立する有力なソリューションとなりそうだ。

また、NETIS登録技術の活用は、公共工事の入札における技術評価点の加点対象となるため、導入企業の受注競争力強化にもつながる。






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デジコン編集部

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