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デジコン編集部 2026.2.24

岡山のカイタク社、足元の熱を20℃下げる「ハイパーCLT敷板」を本格展開。猛暑の建設現場を変える「木の敷板」。

CONTENTS
  1. 鉄板より「マイナス20℃」涼しい足元へ
  2. 「軽い・滑らない」で安全性と効率も向上
株式会社カイタク(岡山県岡山市)は2026年2月24日、国土交通省NETIS(新技術情報提供システム)に登録された木製仮設資材「ハイパーCLT敷板(NETIS登録番号:TH-250021-A)」の全国展開を強化すると発表した。

建設業における熱中症死傷者が過去最多を記録するなか、従来の鋼製敷鉄板に代わる「熱くない敷板」として、夏の現場環境改善を目指す。

鉄板より「マイナス20℃」涼しい足元へ


夏の建設現場において、直射日光を浴びた鋼製の敷鉄板は高温になりやすく、その照り返し(輻射熱)が作業員の体力を奪う大きな要因となっていた。



これに対し、木製の「ハイパーCLT敷板」は熱伝導率が低く、鋼製敷鉄板と比較して表面温度および体感温度を約20℃低減できることが実証されている。

「足元の熱」を物理的に遮断することで、水分補給や休憩だけでは防ぎきれない過酷な暑さから作業員を守り、集中力と判断力の低下を防ぐ。


「軽い・滑らない」で安全性と効率も向上


熱中症対策以外にも、木製ならではのメリットが現場の課題を解決する。


  • 軽量化による時短: 重量は鋼製敷鉄板の約4分の1と非常に軽く、運搬や設置にかかる重機作業の時間を大幅に短縮できる。これにより、炎天下での準備作業そのものを減らすことが可能になる。
  • 雨でも滑りにくい: 鋼製板は雨や散水で滑りやすくなるが、木製表面は摩擦があり滑りにくいため、転倒事故のリスクを低減する。
  • 大型重機もOK: CLT(直交集成板)技術により、大型クレーンの通行にも耐えうる高い強度を確保している。

同社は、国交省が推進する「建設工事における猛暑対策」の具体的ソリューションとして、全国のリース会社や施工会社への普及を加速させる方針だ。






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デジコン編集部

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