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デジコン編集部 2025.10.31

応用地質の3次元地質解析システム「GEO-CRE」がNETIS登録。複数ソフトの作業を1つに集約、NURBS技術で複雑な地質境界面を作成

応用地質は、3次元地質解析システム「GEO-CRE / GEO-CRE Pro」が国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたことを発表した。

NETIS登録番号はQS-250011で、従来複数ソフトを用いていた作業が1つのソフトで様々なデータを同一の3次元空間で扱えるようになり、NURBS技術を採用しているため、より複雑で滑らかな地質境界面を作成することが可能となる。

地形・地質・物理探査・CAD・画像など多様なデータを一元管理、BIM/CIMに対応


近年、インフラの老朽化や自然災害リスクの増大に対応するため、BIM/CIMの活用や地盤データの高度化が求められている。

応用地質は、こうした社会的課題に応えるべく、3次元地質・地盤モデルの円滑な作成と一元管理を可能にするシステムの開発に取り組んできた。

従来はさまざまな情報を複数のソフトで整理していたものが、本システムを用いて一括で整理することができ、操作性や経済性の向上が図られることなどから、2025年10月22日にNETISに登録された。

GEO-CRE / GEO-CRE Proは、地形・地質・物理探査・CAD・画像など多様なデータを一元管理し、同一3次元空間で統合的に扱える解析システムだ。

NURBS技術を採用し、複雑かつ滑らかな地質境界面の作成が可能なほか、地質構造ステレオ解析、CGアニメーション作成などの高度機能を搭載し、専門的な地質解析業務にも対応している。

GEO-CRE Proは、COREROKU機能(NETIS登録番号 QS-240036-A)を搭載しており、ボーリングコアやボアホール孔壁の情報を記録・可視化・分析することも可能だ。

本システムで、BIM/CIMi-Constructionに対応し、設計・施工・維持管理の高度化を支援。公共事業やインフラ整備、防災・減災分野での活用を広げることで、DX推進や社会課題の解決に貢献し、安全・安心の確保に努める。




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デジコン編集部

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