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デジコン編集部 2025.6.17

大成建設。TJMデザインと装備パッケージ「大成建設セフスタイル」導入開始。換気ファン付ヘルメットと胸部タブレットポーチで現場作業効率化

大成建設は、TJMデザインの協力のもと、建設現場において現場従事者が作業内容に応じてワンタッチで必要な器具や装備を簡単に着脱できる、新たな装備パッケージ「大成建設セフスタイル」の導入を開始する。

本装備の導入により、安全、快適で効率よく働ける建設現場の実現を目指すもので、2025年夏より本格導入を開始する。

現場作業員3年間ヒアリングを反映し墜落制止用器具認定済みフルハーネスと一体型装備を統一化


本パッケージは、現場作業員から寄せられたリアルな声(約3年にわたるヒアリングを通じた意見・要望)をもとに開発を進めたもので、墜落制止用器具点検会の審査も経て、現場仕様に最適化された独自設計となっている。

「大成建設セフスタイル」は、安全装備をはじめとする各種器具の装着ルールを統一し、作業内容に応じて必要な機能を柔軟に組み合わせられるのが特長である。



主要装備として、夏場の熱さ対策強化用の換気ファン搭載で電池式約8時間連続使用可能な「セフメット(ヘルメット)」、墜落制止用器具として認定済みのフルハーネスベルトに大成建設VIカラーを採用した「セフハーネスA(大成建設仕様)」を用意している。

また、名札と品質スローガン付安全ピンワッペンを一体化したネームプレート専用ポーチ「セフポーチZ ネームプレート用」、セフハーネス胸部に装着可能なタブレット専用ポーチで胸元でタブレット操作可能な「セフポーチZ タブレット用」も含まれている。


セフポーチZ タブレット用は、止水性の高い素材とファスナーを使用し、水濡れによるタブレットの故障リスクを軽減する設計となっている。

さらに、各アイテムと安全靴をまとめて収納できるセフホルダー付リュック「セフリュック40」、各アイテムを吊るして整頓できるセフホルダー付ハンガー「セフハーネス用ハンガー」も装備ラインナップに含まれている。

すでに複数の同社建設現場で試行導入されており、高い安全性・耐久性・装着性に加え、作業のしやすさや快適性が高く評価されている。

本パッケージは単なる安全装備にとどまらず、現場のスマート化を後押しする設計思想が取り入れられており、今後の建設現場の在り方を一歩先へと導くソリューションとして期待されている。

今後同社は、TJMデザインとの連携により、「大成建設セフスタイル」の製品ラインナップを更に拡充し、安全、快適で効率よい作業をサポートする装備パッケージを確立するとともに、建設現場での働きやすいワークスタイルを実現し、建設業界の生産性向上と魅力発信に貢献していく方針である。







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デジコン編集部

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