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デジコン編集部 2025.3.25

暑熱対策ウェアラブル「サーマバンド」を発売。深部体温上昇をリアルタイム監視し熱中症予防を強化。昭和商会

昭和商会は、建設現場や物流倉庫、屋外作業者向けの暑熱対策ウェアラブル端末「THERMA BAND サーマバンド - ハモンバンド リミテッドエディション」を新たに発売すると発表した。

産業医科大学とミツフジが共同開発したアルゴリズムで脈波から深部体温変化を推定し3段階の警告で作業者に通知


本製品は、独自のアルゴリズムを用いて深部体温上昇変化を推定し、暑熱リスクをリアルタイムで通知することで熱中症などの予防に役立つ安全管理デバイスである。


特徴として、脈波情報をもとに深部体温上昇変化を推定し、リスクレベルに応じて3色のLED表示(青・黄・赤)とバイブレーションで警告する機能を搭載している。

従来品にはなかった警告音アラート機能も新たに追加され、作業者への即時警告がより確実になった。

作業現場での使いやすさも考慮されており、手首に巻くだけで装着できるコンパクト設計となっている。

約1.5~2時間の充電で最大20時間稼働するため、長時間作業にも対応可能だ。

過酷な現場環境を想定し、防水・防塵性能IP67を取得しており、粉塵や水しぶきがかかる現場でも問題なく使用できる仕様となっている。




また、本体重量は約25gと軽量設計で、作業中の負担を軽減し、長時間装着しても邪魔にならない点も実用性を高めている。

開発背景には、近年の気候変動による猛暑の影響で、建設現場や物流業界などの屋外作業における熱中症リスクが高まっていることがある。

「サーマバンド」は、作業者の体調をリアルタイムで可視化し、適切なタイミングで休憩を促すことで、未然に暑熱リスクを回避する仕組みを提供する。

企業の熱中症対策義務化が進む中、こうした科学的根拠に基づいた管理ツールの需要は今後さらに高まると予想される。





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デジコン編集部

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