ツール紹介
デジコン編集部 2025.8.12

トプコンが三次元計測プログラムの新版を発売。Android OS採用で操作性と視認性を大幅向上

トプコンは、SOKKIAブランドの三次元計測システム"MONMOS"を制御する新しい三次元計測基本プログラム「SDR5000」を7月に日本国内向けに発売した。

Android OSを採用してユーザーインターフェースを刷新し、操作性および視認性が大幅に向上したほか、マップ表示機能による直感的な操作を実現している。

マップ表示で計測点を視覚化、CSV出力対応でユーザー要望にも対応


新プログラムはAndroid OSを採用し、データコレクター「SHC700」やAndroidタブレット「GX-10W」などの大画面端末に合わせてUIを最適化している。

視認性と操作性を大幅に向上させ、誰でも直感的に操作できる快適な計測環境を実現した設計となっている。


従来の数値一覧表示に加え、3Dまたは2Dマップ上でのビジュアル表示に対応することで、点間の距離や位置関係、設計データとの差分が一目で把握できるようになった。

この機能により現場での判断スピードと正確性が飛躍的に向上し、計測作業の効率化が図られている。


ユーザーからの要望を反映した機能強化として、CSV形式でのデータ出力、計測点の削除や視準高の設定などの機能を追加している。

CSV形式でのデータ出力が可能になったことで、幅広い解析ソフトに対応し、データの汎用性が向上している。

不要な点を事前に整理でき、視準高に基づく鉛直方向の自動補正により解析作業がスムーズに行える仕様となっている。

さらに非等間隔の2点ターゲットにも対応したことで、計測の自由度も向上し、より柔軟な測定が可能になった。

MONMOSは造船や車両製造などの工業計測分野から、橋梁・高層建築・プラント・生産ライン装置の精密な位置出しといった建設分野まで幅広く活用されている。

推奨タブレット「GX-10W」は、トプコンソキアポジショニングジャパンより販売される予定となっている。







印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。