
矢作建設工業(名古屋市)は、建設現場の就業環境改善と熱中症対策を目的に、オリジナルのエアパッド付ファンジャケットとフルハーネスをリニューアルした。
近年の気温上昇により過酷さを増す建設現場において、現場職員の快適性向上と身体的負担軽減を実現する取り組みである。
今回のリニューアルでは、ファンジャケットの上からフルハーネスを着用する仕様に変更し、着脱の簡素化を実現した。
エアパッドにより良好な風通しを確保することで快適性を向上させ、従来のファンジャケットに比べて首元の温度を2~3℃低下させる効果を確認している。
近年の夏場の気温上昇は建設現場にとって深刻な課題となっており、同社としても熱中症リスクの増大に対する更なる対策が急務となっていた。
建設現場では高所作業時は安全のためフルハーネスの着用が義務付けられているが、フルハーネスは重く身体的負担が大きいため、必要時以外は外している状況であった。
従来のフルハーネスはファンジャケットの中に着用する必要があり、着脱が煩雑であるという運用上の課題があった。
そこで今回、より軽量なフルハーネスを採用するとともに、ユニフォーム制作会社と既製品でない同社オリジナルのファンジャケットを開発した。

オリジナルのエアパッド付ファンジャケットでは、エアパッドによりフルハーネスと肩の摩擦を軽減するとともに、良好な風通しを確保することで快適性を向上させている。
背中の部分に入れた保冷剤からの冷たい空気や水蒸気を首元に送ることで、効果的に体温の上昇を抑える仕組みを採用した。
2025年7月7日の同社計測では、新型着用時の方が首元の温度が2~3℃低い結果となった。
フルハーネスについては約30%軽量化を実現し、従来の約2.8キログラムから約2キログラムに軽減した。
これにより女性やシニア職員を含む現場職員の身体的負担を軽減するとともに、業務効率と働きやすさを向上させることが期待される。
近年の気温上昇により過酷さを増す建設現場において、現場職員の快適性向上と身体的負担軽減を実現する取り組みである。
エアパッド付設計とフルハーネス軽量化で女性・シニア職員の身体的負担も軽減
今回のリニューアルでは、ファンジャケットの上からフルハーネスを着用する仕様に変更し、着脱の簡素化を実現した。
エアパッドにより良好な風通しを確保することで快適性を向上させ、従来のファンジャケットに比べて首元の温度を2~3℃低下させる効果を確認している。
近年の夏場の気温上昇は建設現場にとって深刻な課題となっており、同社としても熱中症リスクの増大に対する更なる対策が急務となっていた。
建設現場では高所作業時は安全のためフルハーネスの着用が義務付けられているが、フルハーネスは重く身体的負担が大きいため、必要時以外は外している状況であった。
従来のフルハーネスはファンジャケットの中に着用する必要があり、着脱が煩雑であるという運用上の課題があった。
そこで今回、より軽量なフルハーネスを採用するとともに、ユニフォーム制作会社と既製品でない同社オリジナルのファンジャケットを開発した。

オリジナルのエアパッド付ファンジャケットでは、エアパッドによりフルハーネスと肩の摩擦を軽減するとともに、良好な風通しを確保することで快適性を向上させている。
背中の部分に入れた保冷剤からの冷たい空気や水蒸気を首元に送ることで、効果的に体温の上昇を抑える仕組みを採用した。
2025年7月7日の同社計測では、新型着用時の方が首元の温度が2~3℃低い結果となった。
フルハーネスについては約30%軽量化を実現し、従来の約2.8キログラムから約2キログラムに軽減した。
これにより女性やシニア職員を含む現場職員の身体的負担を軽減するとともに、業務効率と働きやすさを向上させることが期待される。
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