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デジコン編集部 2025.5.13

田中電気。LTE対応ウェアラブルカメラ「ACW-P5000」の取り扱いを開始。4K高画質映像のリアルタイム伝送で現場の遠隔支援を実現

田中電気は、アストロデザイン製のLTE対応ウェアラブルカメラ「ACW-P5000」の取り扱いを開始し、現在導入検討中の法人・団体向けにデモ機の無料貸出サービスを実施している。

建設現場での若手遠隔支援や複数現場の同時管理に活用。4G LTE/Wi-Fi対応で通信環境を選ばず、赤外線ナイトモードと長時間バッテリーを搭載


近年、建設業や警備業などの現場では、「記録」「監視」「遠隔支援」といった映像を活用した業務ニーズが高まっている。

田中電気が提案する「ACW-P5000」は、4K/HDの高画質映像をリアルタイムに伝送・録画できるLTE対応の先進型ウェアラブルカメラである。

SMPTE ST 2110準拠のIP映像収録装置として、携帯性・拡張性・耐久性を兼ね備え、さまざまな現場に対応可能となっている。

同製品の主な特徴として、まず4G LTE/Wi-Fi対応で通信環境を選ばず活用できる点が挙げられる。

GPS搭載により位置情報の記録・追跡が可能で、作業者の位置も正確に把握できる。


赤外線ナイトモードで夜間も鮮明な撮影を実現し、24時間稼働が必要な現場でも活用できる。

長時間バッテリー搭載で長時間の現場使用にも対応し、Bluetoothヘッドセット対応で音声通話もスムーズに行える。

さらに、遠隔PCからの音声指示・通話、端末間通話機能も搭載しており、双方向のコミュニケーションが可能だ。

これらの機能がもたらす効果は、すでに導入事例として明らかになっている。

ある建設業界のB社では、若手作業員への遠隔支援と複数現場の同時管理に活用している。

作業中でも扱いやすく、現場の流れを妨げない操作性を重視していた同社では、若手作業員がボディカメラを装着し、ベテラン社員が遠隔から作業をサポートする使い方をしている。

これによって現場の状況や作業の進捗、安全確認を遠隔で実施することができ、映像を大型モニターに映し出して複数人で状況を共有しながら対応している。

導入前は無線や電話を使った口頭のやり取りが中心で、連絡のたびに作業を中断する必要があったが、導入後は音声と映像を同時に使えるようになったことで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になったとの評価を得ている。

また、両手が空いた状態で情報共有ができることで、作業の流れを止めることなく、リスクや負担の軽減にもつながっているという。

熟練者による遠隔支援や特殊な現場でのOJTにも活用されており、人材育成の面でも効果が出ていると導入企業は評価している。




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デジコン編集部

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