ニュース
デジコン編集部 2023.11.16

アイコム、同時通話型特定小電力トランシーバー 「Withcall Pro™ シリーズ」を新発売。従来機よりも広範囲をカバー

無線通信機器のアイコム(大阪市)は、2023年11月29日に、クレーンによる揚重作業の安全性と作業効率を高める作業連絡用の同時通話型 特定小電力トランシーバー Withcall Pro™ シリーズ<IC-5880(子機)とIC-MS5880(親機)、AG-5880(親機用回線補償器)>を新発売する。

本機は、土木・建設現場や工場、プラントなどで重量物をクレーンで移動させる際に、クレーンオペレーターと作業員が連携するために使用するトランシーバーだ。

「話す」と「聞く」を通話ボタンで切り替えて通話する一般的なトランシーバーとは異なり、電話のように「話す」と「聞く」を同時に行える同時通話タイプ。

さらに音声遅延の少ないアナログ方式を採用しており、緻密な指示やタイミングが重要視される作業現場で大きな効果を発揮する。

特定小電力トランシーバー規格に合致しているため、免許・資格が不要で購入後すぐに使用することができる。

また、親機IC-MS5880(1台)と子機IC-5880(4台まで)で最大5者間の同時通話を実現します。親機間を相互接続ケーブルで連結することで、 最大9者間(親機1組・子機8台)による同時通話システムを構築。アイコム従来機であるIC-MS4880/IC-4880との互換性を確保し、親機、子機のいずれかだけを従来機種と入れ替えることも可能。

さらに、新開発の回線補償器AG-5880(別売品)により、従来の同時通話システムではカバーしきれなかった工場やプラントなどより広い作業現場での同時通話を実現。

親機から離れた場所(最長150m)に、中継アンテナのように動作する回線補償器を設置し、コミュニケーション範囲を拡張できる。

主な特長


  • クレーン作業向け同時通話システムを構築するトランシーバー
  • 電話のように「話す」と「聞く」を同時に、しかもボタン操作なしで行える
  • 親機2台を相互接続ケーブルで連結し、最大9者間による同時通話システムを構築
  • 別売の回線補償器※により、同時通話の通話エリアを拡張
  • 回線補償器は3台まで接続可能、最長150メートルまで延長可能


参考・画像元:アイコムプレスリリース
印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。