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デジコン編集部 2025.7.24

日水コンのリアルタイム雨水管理システム「Blitz GIS」が国土交通省WOW TO JAPANプロジェクト採択。ベトナム・ハイフォン市で実証事業

日水コンと北九州市上下水道局で構成する共同事業体が提案した「雨水管理のスマート化技術」が、国土交通省の2025年度「下水道技術海外実証事業(WOW TO JAPANプロジェクト)」に採択された。

本実証事業では日水コンの「リアルタイム雨水管理システム(Blitz GIS)」が活用される。

降雨情報とマンホール水位をリアルタイム表示、警戒水位でアラート通知機能


実証事業はベトナム国ハイフォン市で実施される。

都市化と気候変動により浸水被害が深刻化するベトナム国において、降雨情報やマンホール内水位を集約し、管理画面上でのリアルタイム表示や警戒水位到達時のアラート通知が可能なリアルタイム雨水管理システム(Blitz GIS)の有効性を実証する。

さらに機動的な水防活動、浸水原因の推定、効果的なハード対策の立案等への活用を図る。



日水コンは「北九州市海外水ビジネス推進協議会(KOWBA)」の会員企業として、本事業を北九州市上下水道局に提案し、共同でWOW TO JAPANプロジェクトに応募した。

北九州市とベトナム国ハイフォン市は姉妹都市であり、同上下水道局は2010年以降、下水処理場の運転管理や浸水対策の人材育成等の技術協力を継続してきた。

役割分担として日水コンは現地における機材の取付けやシステムの導入・運転のほか、ベトナム主要都市における同システムの普及展開活動等を実施する。

北九州市はシステムによって集約されたデータを用いて、水防活動体制の見直しや人材育成等を担う。

WOW TO JAPANプロジェクトでは海外諸国のニーズに適した日本の下水道技術の海外展開を推進することを目的に、海外における実証試験を通じて技術の有効性を確認し、併せて技術の普及活動を行っている。




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デジコン編集部

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