ニュース
デジコン編集部 2023.7.21

「StarlinkとSkydio Dock」で電波の届かない建設現場を遠隔点検!KDDIスマートドローンと飛鳥建設

KDDIスマートドローンと飛島建設は「不感地帯(無線電波の届かない地域)」の建設現場やインフラ施設での点検業務の省人化に向け、遠隔での点検や巡視の業務を想定した実証実験を実施した。

実証ではドローンの離発着が可能なSkydio Dockと、衛星ブロードバンドインターネットStarlinkを活用した。
(実証の様子)

両社は不感地帯における遠隔での施設の点検/巡視を想定し、KDDIが提供する「STARLINK BUSINESS」と、Skydioの「Skydio Dock and Remote Ops.」を用いて、Starlinkの衛星通信を活用したドローンの自律飛行や映像伝送を検証した。



実証の結果、Starlinkの特長となっている高速かつ低遅延な通信で、巡視中に通信が途切れることなく、遠隔でのSkydioの自律飛行や映像伝送が可能なことを確認した。

なお、STARLINK BUSINESSは、KDDIが企業や自治体向けに提供するStarlinkをそのままインターネットアクセス回線として利用するサービス。

サービスなどの問い合わせに24時間365日対応し、配線などの設置支援から運用までトータルにサポートしている。

Skydio Dock and Remote Ops.は、クラウド接続型ドローンポートと遠隔操作を可能とするRemote Ops.ソフトウェアを組み合わせた製品だ。

実証の結果を踏まえ、両社は不感地帯にある建設現場やインフラ施設の点検/巡視の業務に、Starlinkとドローンの実装に向け、共同研究を進めていく。また、自然災害時でも、災害状況の把握や緊急物資の配送など、ドローンの利活用の幅を広げることも視野に入れている。



参考・画像元:KDDIスマートドローン プレスリリース
印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。