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デジコン編集部 2023.5.9

ドローンやVTOLで取得した「森林データ(写真、点群)」をAIで自動判読!APEX社

APEX社が、ドローンやVTOLで取得した写真データをAIで判読することで、森林調査業務を自動化する機能の開発に成功した。

APEXが運用する「Simple-Point」は3Dデータ解析を依頼できる機能を搭載したデータ解析のマルチプラットフォームだ。

カーボンニュートラルの分野において森林管理の価値が大きく見直されており、これまで管理できなかった大規模な森林全域をAIにより、画像、点群データのどちらも自動解析することで森林を適切に管理することが可能になる。

また、デジタルツインを使用することで、森林管理は現実世界の森林とデジタルの森林を比較し、森林の変化を追跡できるようになる。

デジタルツインとドローン・AIによる森林管理には多くのメリットがあり、これらの技術を活用することにより、より正確で効率的な森林管理が実現され、持続可能な林業の促進や森林の炭素吸収機能の維持に貢献する。

実装される主な機能

(分類の指定)

樹木の自動分類


樹木の分類にAIを使用することで、高精度で正確な樹木の識別が可能に。AIは、樹木の形状、葉の形、枝の分岐など、複数の要素を分析して樹木を識別することができる。

AIによる正確な樹木の識別により、森林内の樹木の状態を正確に把握でき、適切な管理計画を策定可能に。また、AIは機械学習によって、将来の森林成長や炭素吸収量などを予測することもできるようになる。

樹木の本数計算


ドローンを使用することにより、遠隔地の森林などにも簡単にアクセスできるため、広域のデータ取得とAIによる自動判読により大量の森林データを収集し、短時間で正確な本数を数える作業が完了する。
(AIに学習させている様子)

樹高計算、幹の太さ計算


ドローンのデータから樹高をAIで計算することにより、森林の成長状況を容易に把握できる。樹木の成長状況の把握により、森林の維持管理に適正な手法を正確に決定できるようになる。





参考・画像元:APEXプレスリリース
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デジコン編集部

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