ニュース
デジコン編集部 2023.3.29

「Starlink」を活用した遠隔現場検査システムを提供開始。KDDIとエコモット

エコモットとKDDIは2023年3月29日から、リモートで建設現場などの検査ができる遠隔臨場システム「Gリポート」と、「STARLINK BUSINESS」(Starlinkを法人向けに提供するサービス)を組合わせたソリューションの提供を開始する。

本ソリューションは、山間部やトンネル坑口付近など、電波が届かない建設現場で、「Starlink」により「Gリポート」の利用が可能になる。


「Gリポート」は、離れた場所でも現場にいるかのようなクリアな音声とスムーズな映像を提供し、現場の作業員との円滑なコミュニケーションを実現する。


「Gリポート」について


エコモットが提供する遠隔臨場に特化したモバイルコミュニケーションツール。対象にフォーカスして検査することに適したハンディ型基本パッケージに加えて、両手が自由に使えるウェアラブルカメラ (オプション)の利用により、1台のデバイスで2つの撮影スタイルに対応することが可能。

「組織管理者アカウント」にて全社現場を一括で管理。多岐にわたる大規模な遠隔臨場でも一元管理ができ、よりスムーズな進捗確認が行えます。国土交通省「建設現場における遠隔臨場に関する実施要領(案)」(令和4年3月)に準拠している。

「Starlink」および「STARLINK BUSINESS」について


スペースXが開発した「Starlink」は、世界中に高速・低遅延の衛星ブロードバンドインターネットを提供する。

「Starlink」の通信衛星は、高度550kmの低軌道上に配置されており、従来の静止軌道衛星に比べて地表からの距離が65分の1程度と大きく近づくため、大幅な低遅延と高速伝送を実現する。


印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。