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技研製作所(高知)、月面で建設活動プロジェクトに参画。国交省とのR&D契約を締結
株式会社技研製作所(高知市)は、国土交通省と、月面での建設活動プロジェクトに関する技術研究開発(R&D)契約を締結した。
政府「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(スターダストプログラム)の一環の「月面等での建設活動に資する無人建設革新技術開発推進プロジェクト」(主務:国土交通省、文部科学省と連携)で、技術の開発や実証に着手する。
技研製作所の杭圧入引抜機「サイレントパイラー®︎」やシステム機器は他の杭打ち機と異なり、地盤に打ち込んだ杭をつかみ、その引き抜かれまいとする抵抗力(反力)を利用して次の杭を打つことができるため、機械重量で機体を安定させる必要がなく、原理上、無重力空間でも施工が可能だ。
同社は先の可能性検証において圧入技術の有効性や開発課題を知見としてまとめ、2022年4月に国交省に提出していた。
R&Dステージでは月面での建設活動を想定し、地盤情報推定技術や自動運転技術を駆使した実証試験にも取組む。
月面の地盤については、現在、ほんの表層部分しか分かっておらず、圧入技術で取得した地盤情報は、将来的に様々な構造物を建設する際の基礎情報になりえる。また宇宙での建設活動を想定した設計、施工プロセスの合理化は地上での建設技術の大きな向上に結びつけることが可能であり、建設のあり方を大きく革新するポテンシャルを秘めているという。
政府「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(スターダストプログラム)の一環の「月面等での建設活動に資する無人建設革新技術開発推進プロジェクト」(主務:国土交通省、文部科学省と連携)で、技術の開発や実証に着手する。
技研製作所の杭圧入引抜機「サイレントパイラー®︎」やシステム機器は他の杭打ち機と異なり、地盤に打ち込んだ杭をつかみ、その引き抜かれまいとする抵抗力(反力)を利用して次の杭を打つことができるため、機械重量で機体を安定させる必要がなく、原理上、無重力空間でも施工が可能だ。
同社は先の可能性検証において圧入技術の有効性や開発課題を知見としてまとめ、2022年4月に国交省に提出していた。
R&Dステージでは月面での建設活動を想定し、地盤情報推定技術や自動運転技術を駆使した実証試験にも取組む。
月面の地盤については、現在、ほんの表層部分しか分かっておらず、圧入技術で取得した地盤情報は、将来的に様々な構造物を建設する際の基礎情報になりえる。また宇宙での建設活動を想定した設計、施工プロセスの合理化は地上での建設技術の大きな向上に結びつけることが可能であり、建設のあり方を大きく革新するポテンシャルを秘めているという。
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