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デジコン編集部 2022.7.22

日立、仙台市と共同で下水道工事の効率化を目指した共同研究を開始。「地中可視化サービス」活用

日立製作所は仙台市と共同で、下水道管路施設の設計・施工業務の効率化に向け、レーダーやAI解析などデジタル技術を用いた研究を開始した。

仙台市内の下水道管の移設工事を対象に、埋設物の位置・寸法の情報を可視化・管理する日立の「地中可視化サービス」を活用し、設計・施工業務の効率化の検証を行う。

仙台市内の下水道工事対象に、工期短縮や職員の業務負担軽減目指す


下水道工事は、地下の埋設状況を正確に把握して行う必要がある。仙台市では設計・施工時に、事業者が管理する既設埋設物の図面をもとに設計図を作成し、管路が水平・鉛直方向に集中し混雑す)箇所や情報が不十分な箇所については、試掘調査で配管位置を特定している。

しかし、埋設物の配管位置が図面と異なることや、工事中に予期しない埋設物が発見されることにより、設計変更や追加試掘が発生し工期遅延になることも多いという。


今回の共同研究では、仙台市内の無電柱化工事の一環として実施される下水道管の移設工事において、「地中可視化サービス」を実地の設計・施工業務で活用する。具体的には、工事現場となる道路における下水道管路の図面などの情報を同サービスのプラットフォームに集約する。

設計段階での高精度な既設埋設物情報の可視化により、工期短縮や職員の業務負荷軽減を目指していく。

(「地中可視化サービス」紹介動画)



 


画像:日立製作所プレスリリース /日立製作所 地中可視化サービスページ
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デジコン編集部

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