ニュース
デジコン編集部 2022.5.20

日立ソリューションズ、UAVの撮影映像を3次元データ化するクラウドサービスの提供開始

日立ソリューションズは、UAVで撮影した土木工事現場の画像から3次元データを自動生成し、分析・共有ができるクラウドサービスの販売を開始した。

サービス名称は「DatuBIM」。イスラエルのダチュメイト社(Datumate Ltd.)と国内初の販売代理契約を締結したことで実現した。

UAVによる撮影画像から3次元データをAIで自動生成


UAVで撮影した土木工事現場の撮影画像をクラウド上にアップロードし、3次元化する対象範囲を指定して、マーカー(標定点、検証点)を設定すると、ダチュメイト社独自のAIアルゴリズムが、高速に3次元データ(点群/メッシュモデル/オルソ画像など)を自動生成する。


重なる複数視点からの画像を用いて3Dモデルを生成するため、撮影画像の重複(オーバーラップ)の過不足に対してアラートが表示される。

また、目的の場所にマーカーで位置の指定を行う際はガイドが表示されるため、初心者でもWebブラウザ上で簡単に操作することが可能だ。


さらに、土木工事現場の3次元データ化により、遠隔地からも現場の状況を容易に把握することができる。データはクラウド上で管理されているため、工事関係者との情報共有もスムーズに行える。

進捗管理や土量管理を効率化


工事の進捗管理や土量配分計画のために必要な日々の測量は、UAVを活用することで、3次元データとして時系列に管理ができる。


過去のデータや設計図面との比較、体積や断面などの計測、土量の切り盛り計算も容易に実施。設計データとの差を管理することで、手戻りを防ぎ、コストを低減につながる。


画像:PR TIMES
印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。