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デジコン編集部 2021.12.9

戸田建設、スマホのアプリで「ヒヤリハット報告」のデジタル化を実現

戸田建設株式会社は、現場でのヒヤリハット報告および建設業労働災害防止協会(以下、建災防)にて開発された新たな方式である「新ヒヤリハット報告」に対応したアプリケーション『ヒヤリポ』を開発したと発表した。

ヒヤリハットとは、災害や事故に直結していたかもしれない一歩手前の出来事を表現した業界用語だ。

アプリ「ヒヤリポ」の活用により従来KY※記録表(紙)で行っていた報告を各作業員保有のスマートフォンから可能とすると共に、報告された内容のリアルタイムな通知、可視化、データベース化が可能となり、建災防がまとめた建設業全体における平均値と比較することにより、現場の安全衛生活動の改善につなげることが可能になる。

戸田建設は、安全性No.1企業を目指す活動の一環として、現場でのヒヤリハット事例に着目。これまでヒヤリハットの報告および集計は、KY記録表(紙)に記入・報告する方式を採用しており、報告の確認やその後の集計にも時間を要すこと、記入するタイミングが遅れてしまうことから、正確性が落ちてしまう状況が見受けられていた。

そこで、報告手段を作業員のスマートフォンから実施できるようにすることで、よりタイムリーで正確な情報収集を実現し、かつ建災防方式「新ヒヤリハット報告」を包含したアプリケーションを開発。


『ヒヤリポ』の特徴


本アプリケーションを各作業員保有のスマホにインストールすることで、各作業員からの報告作業を簡易にできるように。

  1. 作業員に親しみやすく、且つ操作性を意識したデザイン
  2. 報告を4ステップに分割することで任意のタイミング、必要に応じた詳細の報告が可能
  3. 他の人の報告事例が閲覧可能
  4. 報告に対する元請社員への通知と元請社員からのフィードバック(コミュニケーション)が可能
  5. 報告に対するポイント付与機能により報告しやすい風土の醸成をサポート
  6. 管理画面における現場報告のリアルタイムな集計・可視化。また建災防が算出した建設業全体の平均値との比較により推奨される安全衛生活動の提示 など

ヒヤリハット報告の例

管理画面のイメージ


戸田建設への導入に先立って、複数現場でのトライアルを実施。現場利用における詳細ニーズ&課題の抽出および必要な機能改善を実施していくという。その後、アプリケーション化による効率化の効果測定や収集したデータを既存安全関連データと組み合わせた分析結果を基に検証していく。





※「危険予知活動」の頭文字を取ってKY活動と呼んでいる。

参考:戸田建設プレスリリースより



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デジコン編集部

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