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デジコン編集部 2025.7.17

パシフィックコンサルタンツ、宇宙輸送技術の規格化・標準化調査を実施。内閣府事業で国際競争力強化を目指す

パシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)は、内閣府による調査事業「宇宙輸送技術に関する規格化・標準化の在り方に関する調査」を日本総合研究所、ASTRO GATEと共同で実施する。

わが国の宇宙輸送分野における国際競争力の強化を目的とし、2026年3月まで調査を行う。

産官学連携でロケット・スペースポート規格化を検討、ステアリング委員会設置


本調査では、ロケットなどの輸送機や打ち上げ射場(スペースポート)に関連する技術やサービスの規格化・標準化に向けた取り組みの方向性について検討を行う。

世界的な宇宙空間の利用の高まりから、それに対応するための宇宙輸送サービスの技術開発が急速に進展している。

わが国においても、次世代の宇宙輸送技術の研究開発や海外の宇宙輸送技術の活用などを進め、新たな宇宙輸送ビジネスを実現させるために必要な制度や環境の整備に取り組む方針が示されている。

「宇宙基本計画(令和5年6月13日閣議決定)」にその方針が明記されている。

海外では米国主導によるロケット打ち上げ規制の国際調和が進められようとしている中、宇宙輸送分野においてわが国の国際競争力を高めるためには、宇宙輸送技術・サービスに関する国内の規格・標準や法規制の在り方を検討する必要がある。

調査では、わが国の宇宙輸送分野における技術・サービスの規格化・標準化に対するニーズや課題を明らかにした上で、海外の宇宙輸送に関する制度の動向も踏まえながら、わが国が取り組むべき具体的なテーマの検討を行う。

検討にあたっては、わが国の宇宙輸送分野における規格化・標準化の機運醸成を促進するとともに、実効性のある規格・標準の方向性を定めるために、企業・大学などの有識者で構成するステアリング委員会を設置して産官学連携のもとで取り組みを進める。

継続的な検討を行うために次年度以降の活動計画や活動体制についても整備する予定である。




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