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デジコン編集部 2025.7.16

エコモットがAI映像監視アプリ「monimott」開発。WebRTC技術で低遅延リアルタイム監視を実現

エコモット(札幌市中央区)は7月、AI映像監視アプリケーション「monimott(モニモット)」をプレリリースした。

WebRTCを利用した低遅延リアルタイムビューアーとAI映像解析プラグインで、建設現場やインフラ設備の多用途監視を効率化する。

最大16分割画面対応とマルチデバイス接続で監視業務の効率化を推進


monimottは、WebRTC技術を活用し、ネットワーク環境にもよるが約1~4秒程度の遅延でリアルタイム映像を提供する。

タブレット・スマートフォン対応や画面分割(最大16分割)機能、カメラ管理機能により、様々な用途での映像監視と管理を効率化している。

近年、人手不足の深刻化や遠隔地での状況把握の必要性が高まっており、従来の目視による監視や巡回だけでは対応しきれない課題が顕在化している。

特に建設現場、インフラ設備、広域施設、防災・防犯といった分野では、リアルタイムでの状況把握と迅速な意思決定が不可欠となっている。

既存の監視カメラシステムは高コストであったり、操作が複雑であったり、リアルタイム性に欠けるといった課題があった。

また膨大な映像データの中から必要な情報を見つけ出すには、多くの時間と労力を要することも少なくない状況であった。

同社はこれまで培ってきたIoT・AI、クラウド技術のノウハウを活かし、これらの社会課題を解決すべく、より手軽で高機能な映像監視アプリケーションの開発に着手した。

柔軟なAI映像解析プラグインに対応しており、WebUIから簡単に追加、削除、適用が可能である。

プラグインが適用されたカメラはGPUを搭載したサーバーで動作する仕組みとなっている。


PTZ操作や録画データ再生・ダウンロード機能、最大16分割のマルチ画面表示、カメラ・契約管理といった機能を提供している。

ユースケースとして、一次産業の熟練技術を支援するAI画像解析による養殖場のモニタリング、河川の水位監視や土砂災害の兆候検知といった防災関連対策への適用、太陽光発電所の防犯対策における不審者侵入検知や設備異常監視の活用を想定している。




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