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デジコン編集部 2025.7.8

第2回点群サーベイヤー認定試験開催。3D点群測量技術者育成で8月23日に東京・大阪で実施。不動産検査保証機構

不動産検査保証機構は8月23日、第2回点群サーベイヤー認定試験を東京・大阪で開催する。

測量業界のDX化推進に伴いレーザースキャナを使用した点群測量の需要が激増する中、現場技術向上と新人教育に課題を持つ測量事業者の支援を目的としている。

国土地理院OBや法務省OBが顧問参加で公的測量資格化を目指す認定制度


測量業界も他業種同様DX化が推進され、レーザースキャナを使用した点群測量の需要が激増している状況にある。

しかしながらレーザースキャナを導入したものの、現場技術向上と新人教育に課題を持つ測量事業者が多くみられるのが現状である。

そこで同機構では法人内に「ポイントクラウド測量部会」を設置し、新人育成、技術向上、レーザースキャナによる測量の普及を目指すプロジェクトをスタートさせた。

そのプロジェクトの一環として2025年2月に実施されたのが「点群サーベイヤー認定試験」である。

初めての試みにもかかわらず、多くの測量事業者に受験していただいたが、この度、様々な業種の事業者からの要望もあり、第2回の認定試験を実施することとなった。

試験は事前に配布されるテキストと講習動画にて測量の基本から3Dスキャナーでの測量手順・利用例、3D点群測量に関わる法令を学んでいただき、試験当日に講師による特別セミナーを受講後、認定試験に挑んでいただく仕組みとなっている。

この認定資格は当部会の顧問として国土地理院OB、法務省OB、測量機器メーカー参与が参加され、公的な測量の必要資格となるべく活動を続けている。

今回の第2回認定試験特別セミナーでは、自身で3Dスキャナを使用した事業を行いつつ、測量専門学校で非常勤講師として教鞭をふるっている川村典之先生による「点群を使った測量の基礎と実践的応用」についての講義を予定している。

東京会場ではオンラインによる中継となる。

募集期間は7月31日まで、開催日は8月23日13時45分からで、試験会場は東京がTKP新橋汐留カンファレンスセンター4A、大阪がナンバプラザビル302となっている。

資格区分は受験資格制限なしの「点群サーベイヤーST®」と有資格者・経験者向けの「点群サーベイヤーSP®」の2種類を設けている。

当日は13時から受付開始、13時45分から15時15分まで特別セミナー、15時30分から16時30分まで点群サーベイヤーST試験、15時30分から17時まで点群サーベイヤーSP試験のスケジュールとなっている。


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