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デジコン編集部 2025.3.26

VOLLMONTが交通誘導ロボット「Comune+ Walker」を展示。交互通行誘導システムと連動し警備員同様の誘導動作を実現

VOLLMONTホールディングスは、東京ビッグサイトで開催された「SECURITY SHOW 2025」において、車両片側交互通行誘導システム「Comune+ model-S 2.0」と連動して交通誘導を行うヒューマノイドロボット「Comune+ Walker」を展示し、来場者の注目を集めた。

全身43ヵ所の関節を持つ高さ127cmのロボットが基本誘導動作を実行、人手不足に悩む警備業界への新たなソリューションに


「Comune+ Walker」は、車両片側交互通行誘導システム「Comune+ model-S 2.0」から送信される「進め・止まれ」の指示を受信し、それに応じた交通誘導業務の基本動作を行うヒューマノイドロボットである。



高さ127cm、重さ約35kgのコンパクトなボディに全身43ヵ所の関節を備え、人間の誘導員と同様の動きが可能となっている。

外観デザインは同社の交互通行誘導システム搭載専用車両「Comune+ mini」と同様のラッピングが施されており、統一感のあるデザインとなっている。



「SECURITY SHOW 2025」では、このロボットに加え、車両片側交互通行誘導システムの新バージョン「Comune+ model-S 2.0」や、コンパクトタイプのシステム搭載専用車両「Comune+ mini」も同時に展示された。

交通誘導警備は、道路工事や建築工事、高速道路、商業施設での事故防止を行い、車両や歩行者の誘導が主な業務となっている。

特に片側交互通行は、一車線に対して双方向からの車両を通行させる方式で、交通誘導警備の中でも最も難易度が高く、誘導員・車両とも事故発生リスクが大きいとされている。

同社は、こうした高リスクな警備業務の自動化・機械化を通じて、警備員の安全確保と業務効率化を同時に実現することを目指している。

VOLLMONTホールディングスは、今後も現場での実証実験を目指して開発を進め、現場の様々な状況に対応できるようなロボットへと進化させていく方針だという。




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デジコン編集部

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