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デジコン編集部 2025.3.19

橋本ホールディングス(静岡県)、千葉と沖縄の建設会社2社の事業譲受を完了。成長市場への戦略的事業展開を加速

株式会社橋本ホールディングスは、千葉県の「千都グリーン工業株式会社」と沖縄県の「株式会社日新開発」の事業を2025年1月から2月にかけて譲り受けたと発表した。

道路区画線と沖縄公共土木という成長領域への進出で地域ネットワークを強化


橋本ホールディングスは「市場が拡大している地域・分野」への進出を戦略として掲げており、今回の事業譲受もその一環として位置づけられている。

千都グリーン工業は東京都から千葉県エリアにおける道路区画線の自社施工を中心に、道路標識の設置など道路付属物関連工事を得意とする企業である。

同社の譲受により、橋本グループは静岡県から千葉県までの一体化したエリアでの事業活動をさらに強化できる体制が整った。

また自動運転社会の到来を見据え、区画線施工という成長市場での躍進を図る狙いもある。

一方、株式会社日新開発は公共土木元請100%の実績を持ち、現在は宜野湾市および沖縄県からの受注を中心に事業展開している沖縄の建設会社である。

沖縄県は内閣府沖縄担当部局や防衛省、米軍基地関連事業に加え、インバウンドや国内旅行需要の拡大を背景とした民間分野でも成長が期待される市場だ。

橋本組が培った海洋土木技術や建築技術を沖縄県で展開するとともに、コンクリート造中心の住宅市場において木造住宅分野の開拓を進める方針である。

千都グリーン工業は昭和52年7月設立の千葉県千葉市に本社を置く企業で、2025年6月1日からは本橋誠之氏(株式会社橋本組常務執行役員、株式会社市原組代表取締役社長)が代表取締役を兼任する予定だ。

株式会社日新開発は平成元年7月設立の沖縄県宜野湾市に拠点を持つ企業で、36年の実績を持ち沖縄県のインフラを支えてきた。

近年は防衛省沖縄防衛局の事業も受注しており、今後は普天間基地移管も見据えた民間事業にも挑戦していく方針である。

橋本グループは従来から静岡県の株式会社橋本組を拠点に、東京都の株式会社橋本組東京支店、千葉県の株式会社市原組、神奈川県の株式会社宏和エンジニアリングを擁し、全国展開を進めてきた。



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デジコン編集部

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