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平山建設(千葉県)、ネクストフィールド、NTT東日本が建設DXモデル構築。協力会社への拡大で業界全体の効率化へ

千葉県の平山建設は、株式会社ネクストフィールドおよび東日本電信電話株式会社 千葉支店と連携し、建設現場全体のDX化を推進するモデル構築に取り組んでいる。
この取り組みは、建設作業従事者の高齢化や若手就業者不足、後継者不足が続く中、社会インフラ整備の品質確保が大きな課題となっている建設業界の現状を背景としている。
DXの導入は課題軽減の一つの手段として急速に進んでいるものの、ICTに関わるスキル・ノウハウ不足や、複数の会社が協力しあう建設現場特有の環境では、DXの浸透が難しい実情があった。

こうした状況を踏まえ、3社は2023年7月から2024年6月にかけて、千葉県内で建設中の一部建物において、平山建設の協力会社を含めた建設現場に従事する全員へDX推進の取り組みを展開するトライアルを実施した。
トライアルでは、幅広い職種および作業従事者全員に受け入れられるユーザーインターフェースへの見直しと、工程管理などとの一体化を中心に取り組んだ。
具体的に導入されたのは、工程表や図面、搬入出予定などをクラウド化し常に最新情報を共有する「現場サイト」、建設業で必要な情報やアプリケーションをブラウザ上でリアルタイムに一覧表示・操作できる「e-Stand」などがある。
また、安全面においては、施工現場でのKY(危険予知)発話内容をテキスト化する「ボイスKYシステム」を導入。
このシステムでは管理者へのKY実施通知や作業者へのフィードバック機能により、効果的に作業者の危険感受性の向上を図ることができる。
さらに、2024年7月からはAIを活用した音声入力やスマートフォンへの直接タッチによるサイン入力などの新機能を盛り込んだ「DigfeeX」の活用も始めている。
これら複数のDXツールを組み合わせることで、建設現場の業務効率化や生産性向上、安全性向上を実現するとともに、現場作業者の高齢化解消に向けた魅力ある職場づくりなど働き方改革の実現を目指している。
3社は今後も、カメラや写真管理アプリなどの様々なアプリケーションとの連携を進めるなど、各種DXツールの開発・機能向上を重ねて他の建設現場へも展開し、建設現場全体のDXを進めていく方針だ。
参考・画像元:平山建設株式会社プレスリリースより
現場サイトやKYシステムなど複数のDXツールを組み合わせ、協力会社を含めた建設現場全体へ導入拡大
この取り組みは、建設作業従事者の高齢化や若手就業者不足、後継者不足が続く中、社会インフラ整備の品質確保が大きな課題となっている建設業界の現状を背景としている。
DXの導入は課題軽減の一つの手段として急速に進んでいるものの、ICTに関わるスキル・ノウハウ不足や、複数の会社が協力しあう建設現場特有の環境では、DXの浸透が難しい実情があった。

こうした状況を踏まえ、3社は2023年7月から2024年6月にかけて、千葉県内で建設中の一部建物において、平山建設の協力会社を含めた建設現場に従事する全員へDX推進の取り組みを展開するトライアルを実施した。
トライアルでは、幅広い職種および作業従事者全員に受け入れられるユーザーインターフェースへの見直しと、工程管理などとの一体化を中心に取り組んだ。
具体的に導入されたのは、工程表や図面、搬入出予定などをクラウド化し常に最新情報を共有する「現場サイト」、建設業で必要な情報やアプリケーションをブラウザ上でリアルタイムに一覧表示・操作できる「e-Stand」などがある。
また、安全面においては、施工現場でのKY(危険予知)発話内容をテキスト化する「ボイスKYシステム」を導入。
このシステムでは管理者へのKY実施通知や作業者へのフィードバック機能により、効果的に作業者の危険感受性の向上を図ることができる。
さらに、2024年7月からはAIを活用した音声入力やスマートフォンへの直接タッチによるサイン入力などの新機能を盛り込んだ「DigfeeX」の活用も始めている。
これら複数のDXツールを組み合わせることで、建設現場の業務効率化や生産性向上、安全性向上を実現するとともに、現場作業者の高齢化解消に向けた魅力ある職場づくりなど働き方改革の実現を目指している。
3社は今後も、カメラや写真管理アプリなどの様々なアプリケーションとの連携を進めるなど、各種DXツールの開発・機能向上を重ねて他の建設現場へも展開し、建設現場全体のDXを進めていく方針だ。
参考・画像元:平山建設株式会社プレスリリースより
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