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デジコン編集部 2024.8.29

無料の森林現地調査用アプリ「DF Walker」リリース。DeepForest Technologies

DeepForest Technologiesは、Androidスマートフォン・タブレットで利用可能な現地調査アプリ「DF Walker」をリリースした。

DF Walkerは、マップ上にオルソ画像やポリゴンファイル等のGISデータを表示可能なスマホ・タブレット用のアプリケーションだ。


スマホ・タブレットのGPSで取得した位置情報を重ねて表示できるため、GISデータの現場利用や、ドローン
ドローン
(どろーん)
無人航空機のこと。建設現場でも測量などに活用されており、短時間で高精度な空撮ができ、3次元データを取得できる。
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データに現地調査の情報をひもづけることができる。

ポリゴン描画機能は、画面上で各樹木に対応するポリゴンなどを描画可能。

ポリゴンに任意の属性情報を追加し、樹種や樹高、胸高直径等の記録を位置情報付きのファイルとしてDeepForest社のクラウドサーバ上に保存して、PCで確認することができる。

DeepForest Technologiesの森林解析ソフトウェア「DF Scanner」と組み合わせて使用すると、より詳細な森林解析が可能になる。現在はAndroidのみ対応だが、iOSについても今後開発を予定している。


DF Scannerで解析した樹種やサイズ、病虫害の被害状況などの結果を参照しながら現地調査をしたり、現地で記録した樹種情報や胸高直径を教師データとしてAI
AI
(えーあい)
「artificial intelligence」の略で、人工知能のこと。コンピュータなどによって、人間の脳と同じような知的作業や判断ができるようにしたものをさす。人間の言語の理解や論理的な推論、経験学習などができるコンピュータプログラムなどのことを指す。
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学習へ利用したりできる。
これまで現地調査データとGISデータとのひもづけは困難な作業だったが、DF Walkerを利用することで効率的に森林解析作業が行える。





参考・画像元:DeepForest Technologiesプレスリリース
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デジコン編集部

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