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デジコン編集部 2024.1.30

西尾レントオール、建設業向けAI安全帯不使用者検知システム「KAKERU」のレンタルを開始

西尾レントオールは、AIによる安全帯不使用者検知システム「KAKERU」のレンタルを2024年2月より開始する。

「KAKERU」は奥村組日立ソリューションズが共同開発したサービスだ。

2022年に発生した国内建設業の労働災害は、墜落や転落によるものが最も多く、死亡者数は116人、死傷者数は4,594人(厚生労働省 令和4年 労働災害発生状況より)に上っている。

厚生労働省は、労働安全衛生法の改正を行い、2019年2月1日から、高所作業で使用する安全帯の規格はフルハーネス型を原則とし、名称を「墜落制止用器具」に改めるなど、安全基準を厳格化している。

西尾レントオールでは、多数の独自安全対策商品の開発や広報誌「安全くん」の発刊など、従来より現場の安全対策に注力してきた。今回、より安全な現場環境の実現に向け、「KAKERU」をレンタルにて提供する。

「KAKERU」は、画像認識AI(人工知能)技術の活用により、鉄骨上作業における墜落制止用器具(安全帯)のフック(以下、フック)不使用者を自動検知し、一定時間不使用状態が続いた場合に通知を行う。


奥村組の建設現場での検証において、鉄骨上作業におけるフック不使用者を90%以上の精度で認識できることを確認済み。

施工管理者は、遠隔からも作業員の不安全行動を検知し、適切に管理することが可能に

不安全行動の映像はクラウド上に保管されるため、作業員への安全教育や事故の傾向分析など、墜落転落事故の発生防止に活用することができる。



参考・画像元:西尾レントオールプレスリリース
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デジコン編集部

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