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デジコン編集部 2023.10.19

Skydio、ネットブラウザからSkydio X10ドローンの遠隔飛行ができるソフトの提供開始

米国のドローンメーカーのSkydioは、2023年10月11日より、最新のエンタープライズ向けドローン製品「Skydio X10」(スカイディオ・エックステン)の遠隔飛行を可能にさせるソフトウェア「Skydio Remote Flight Deck」の提供を開始したことを発表した。

「Skydio Remote Flight Deck」は、インターネットのブラウザを介してSkydio X10を遠隔飛行させることができ、モバイル回線がある環境であればどこからでも遠隔操作を可能にする。

同ソフトを活用することにより、現場と遠隔地の操縦者間における飛行ミッションの引き継ぎがスムーズになり、業務の円滑化につながるほか、ライブストリーミング機能により中断することなく状況認識を行うこともできる。




また「Skydio Remote Flight Deck」を導入することにより、企業や組織は、車やヘリコプター、緊急車両よりも短い所要時間でドローンを出動させたり操縦したりすることができえう。

そのため、現場に人員が到着する前に状況を確認することが可能だ。

さらに、危険が伴う状況下においては、応答した警察官や隊員がドローンを地面に置き、現場の状況把握をする間、遠隔地にいる担当者にそのドローンの飛行を引き継いでもらい、肝心となる視覚情報を共有してもらうこともできる。

Skydio Remote Flight Deckの主な用途


  • 公共安全/パトロール主導型DFRとしての活用で、事件・事故の対応を強化

応答した警察官や隊員が現場へ迅速にドローンを派遣し、飛行制御を円滑に指令室に移行させることが可能。

遠隔地にいる操縦者は飛行を管理するだけでなく、状況認識を向上させ、より多くの情報を基とした戦術的な対応を促進させることもでき、第一応答者と地域社会の安全性向上にも貢献。

  • 公共安全/捜索救助活動の広範囲化

一刻を争う捜索救助活動において、リアルタイムの空中サポートも行うことで、活動の効果を向上。行方不明者の捜索において、現場にいる第一応答者はドローンを出動させ、遠隔地にいる操縦者はサーマルカメラなどをはじめとした空中視点から捜索エリアを拡大することが可能。

それにより、行方不明者の発見を早めたり、発見する可能性を高めたりすることに貢献。

  • インフラ/電力変電所の点検の効率化

現場における操縦者の必要性なしで、変電所の点検を加速化。地上の作業員は点検を要する場所でドローンを起動し、飛行制御を遠隔地のオフィスにいる操縦者に円滑に移行可。これにより、点検が滞ることなく行われ、現場の作業員も問題の対応やメンテナンスに集中することが可能。

  • インフラ/共同作業による、橋梁点検の効率化

遠隔地にいる検査官や関係者に、ドローンからのライブ映像を提供することで、橋梁点検を最適化し、工程を効率化。点検担当者はインターネットのブラウザ経由でドローンを操縦し、確実な意思決定をする上で必要となる正確な映像とデータをしっかり取得することができる。






参考・画像元:Skydioプレスリリース
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デジコン編集部

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