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デジコン編集部 2023.4.11

3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」に、新機能「面積計算アプリ」が追加!〜 作業時間を約92%削減!〜

オプティムは、3次元測量アプリOPTiM Geo Scan」の無料オプションとして、新たに「面積計算アプリ」の提供を開始した。

舗装・法面工の数量計算や出来形検査の生産性向上に寄与、「OPTiM Geo Scan」の無料オプションとして利用可能


「面積計算アプリ」を利用することで、従来手法での表面積算出業務を92%削減※1でき、舗装工※2や法面工※3などの数量計算や出来形検査の生産性向上に寄与する。

建設現場では、道路や法面などでの工事の際、施工計画時におけるコンクリートなど資材の数量計算や出来形検査などで、現場の表面積が必要になる。

従来は、2人がかりでメジャー等を用いて実地計測後、CADや表計算ソフトを用いて表面積を算出※4していた。

法面のように傾斜があり、湾曲した現場では、足場が悪い上に表面積計算のために多くの実地計測が必要であり、作業の煩わしさや人件費等のコストが課題となっていた。

上述の表面積計測における現場の課題を解決すべく、オプティムは「OPTiM Geo Scan」に「面積計算アプリ」を実装した。

従来手法との比較


面積算出を行う際の従来手法と比較して、以下のとおり作業時間92%※1削減が可能。


OPTiM Geo Scanの「面積計算アプリ」とは


GNSS測量・杭打ちアプリ「OPTiM Geo Point」などで取得した3点以上の座標データをもとに、現場の表面積を算出できるアプリ※5。

従来、面積算出のために必要だった図形の分割や計算を、スマホで行うことが可能。

機能紹介


GNSS測量アプリ「OPTiM Geo Point」と組合せることで、スマホ1つで計測から表面積計算までの作業を1人で可能。

面積計算までの作業ステップが少なく直観的に操作できるため、誰でも簡単に利用可能
従来手法と比較し、計測や面積計算にかかる時間を92%削減※1できる。

  • 座標データの読み込み
  • CSV形式の座標データを読み込むことができます。
  • 表面積計算
  • 3点以上の座標データから現場を三角形に分割および近似して表面積を算出可能
  • 表面積の計算結果・平面俯瞰図※6の出力
  • 以下のとおり出力可能。
    ▶︎ 表面積計算結果(出力形式:CSV形式)
    ▶︎ 俯瞰平面図(出力形式:DXF形式、GeoJson形式)


(単点の計測から表面積算出までのイメージ)

◆ユースケース


  • 法面工
    ▶︎ 植生工やコンクリート吹付に使用する種や、コンクリートの数量の算出
    ▶︎ 法面の出来形検査のための現場の表面積算出
  • 舗装工
    ▶︎ 「路体※7」や「路床※8」などの施工面積の算出





※1 出典元:2023年1月20日時点、当社調べ。計測員2名で100㎡の平面を実際に計測し、一般的な表面積算出を行う現場規模である400㎡に換算した結果。
※2道路等の地盤面をアスファルト、コンクリート、砂、砂利、砕石等により舗装する工事。
※3人工的に作られた斜面や自然斜面が崩壊・落石しないように、保護・強化・安定化を図る工事。※4建設業界では現場を三角形に分割し、3辺の長さを用いて面積を算出するヘロンの公式を利用して表面積算出を行うのが一般的。
※5凹多角形の面積算出には非対応
※6地図上に表示された点を結んで作成した図形データ。展開図とは異なる。
※7複数の層で形成されている舗装された道路の最下層。土によって構成される。
※8道路の舗装された部分の下にあり、砂によって構成される層。
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デジコン編集部

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