BIM/CIM共有クラウド「KOLC＋」にて「BIM/CIM 属性検索ツール」の提供開始。クラウド上でモデル抽出、属性情報のCSVエクスポートに対応

BIM/CIM共有クラウド「KOLC＋（コルクプラス）」（株式会社コルク開発・提供）から、M/CIMモデルの属性情報をクラウド上で検索してモデル抽出できる「属性検索ツール」の提供が開始された。

BIM/CIM本来のデータベースとしての活用が可能になるとともに、抽出した属性情報をCSV形式でダウンロードして維持・管理などに役立てられる。

国土交通省の「BIM/CIM活用ガイドライン（案）」にも示されているように、BIM/CIMモデルの属性情報は維持・管理フェーズなどにおいて、部材や設備のデータベースとしての活用が想定されており、令和5年度からの公共工事（国土交通省）における「BIM/CIM原則適用」でも属性情報の付与が一部必須化されている。

しかし、これらの属性情報をデータベースのように検索・抽出して活用できるツールは少なく、特にクラウドツールとしては独自に開発する場合が多いため、手間をかけて付与した属性情報の利活用が進みにくい状況となっていた。

そこで、KOLC＋（コルクプラス）では、クラウド上で動作する高機能な「BIM/CIM 属性検索ツール」を開発。標準プランである「3Dプラン」で利用可能だ。これにより、安価に、クラウドで、簡単に、BIM/CIMモデルのデータベース活用が導入できるようになる。登録できるモデル数は無制限とのこと。

属性検索ツールの主な機能

• 属性情報をデータベース検索してモデルを抽出
• 検索結果をExcelのようにテーブル表示
  
  
• 検索結果を「CSV形式」でエクスポート
• 抽出したモデルをハイライト表示（3Dビューア連動）
• 検索条件をURLで保存・共有
  
  
• 検索条件は「含む」「前方一致」「≧」などの演算子に対応
• 複数条件を組み合わせることが可能
  
  
• 大規模モデル（数万モデル）でも高速表示
• 統合モデルでの属性検索にも対応

対応モデル

• Autodesk Navisworks
• Autodesk Revit
• Autodesk Civil3D
• IFCフォーマット など