
イクシスは、2025年5月29日付で、新しいBIM/CIM利活用として施工状況データ連携サービス「CIM×GENBAシリーズ」をリリースした。
本サービスは、タイムラプス動画や360度映像など施工状況データをBIM/CIMに属性データとして直接連携することで、データを一元管理し、計画と実績の差異を即座に把握できるなどBIM/CIM導入の効果向上を実現するものである。
国土交通省は2020年4月、「2023年までに小規模を除く全ての公共事業にBIM/CIMを原則適用する」と決定し、2025年現在、すでに多くの企業や自治体がBIM/CIMに取り組んでいる状況がある。
BIM/CIMを活用することで、より精度の高い図面作成や、内外の関係者間でのスムーズな情報共有および維持管理が可能となるが、これまで施工状況のデータを関連付ける方法としては、別個に管理する手段に限られていた課題があった。
BIM/CIM(Building/Construction Information Modeling, Management)は、コンピューター上で作成した3次元モデルと部材等の名称・形状・寸法・強度・数量などの属性情報を組み合わせ、施工や維持管理の各工程で活用する技術である。
建設事業で取扱う情報をデジタルデータとして統合管理することで、受発注者のデータ活用・共有を容易にし、建設生産・管理システム全体の効率化を図ることができる仕組みとなっている。
CIM×GENBAシリーズは、BIM/CIMデータの属性情報に施工状況データを直接リンクさせることで、一元的なデータ管理とスムーズなデータ連携を実現する。
関係者間のコミュニケーションや意思決定のスピードを上げることで、計画と施工の引継ぎ、工事進捗の確認、中間・竣工検査時の説明といったシーンで効果を発揮することができるとしている。
なお、本サービスは、イクシスで対応したBIM/CIMデータ及びGENBAシリーズのデータのみが対象となる。

具体的には、IoTネットワークカメラ「GENBA-Monitor」との連携により、現場のカメラ映像とCIMを組み合わせて施工遅延や不整合を早期に発見し、労働力配置を検討できる機能がある。
またタイムラプス機能により、着工から竣工までを短時間で振り返ることができ、これをCIMと紐づけることで計画に対して実工事がどのように進んだかを一元的に管理することが可能になる。

遠隔臨場システム「GENBA-Remote」との連携では、遠隔臨場で得た記録(映像、音声、チャットなど)と、CIM上の施工履歴(出来形情報、変更情報など)を紐づけて管理することで、一元的に情報を振り返れるようになる。
また、遠隔臨場の映像だけでは見落としがちな細かい施工条件を、CIMモデルと照らし合わせることで確実に管理できる利点がある。

360°現場体験共有システム「GENBA-Explorer」との連携により、360°ビューによって現場の状況を正確に、かつ迅速に関係者全員で把握できる機能も提供される。
CIMと併用することで、単なる「映像確認」ではなく「設計・施工データと比較しながらの高度な確認」が可能になるとしている。
本サービスは、タイムラプス動画や360度映像など施工状況データをBIM/CIMに属性データとして直接連携することで、データを一元管理し、計画と実績の差異を即座に把握できるなどBIM/CIM導入の効果向上を実現するものである。
IoTカメラやリモートシステムとの連携でBIM/CIM活用促進。国交省が2023年までに小規模除く全公共事業へ原則適用方針
国土交通省は2020年4月、「2023年までに小規模を除く全ての公共事業にBIM/CIMを原則適用する」と決定し、2025年現在、すでに多くの企業や自治体がBIM/CIMに取り組んでいる状況がある。
BIM/CIMを活用することで、より精度の高い図面作成や、内外の関係者間でのスムーズな情報共有および維持管理が可能となるが、これまで施工状況のデータを関連付ける方法としては、別個に管理する手段に限られていた課題があった。
BIM/CIM(Building/Construction Information Modeling, Management)は、コンピューター上で作成した3次元モデルと部材等の名称・形状・寸法・強度・数量などの属性情報を組み合わせ、施工や維持管理の各工程で活用する技術である。
建設事業で取扱う情報をデジタルデータとして統合管理することで、受発注者のデータ活用・共有を容易にし、建設生産・管理システム全体の効率化を図ることができる仕組みとなっている。
CIM×GENBAシリーズは、BIM/CIMデータの属性情報に施工状況データを直接リンクさせることで、一元的なデータ管理とスムーズなデータ連携を実現する。
関係者間のコミュニケーションや意思決定のスピードを上げることで、計画と施工の引継ぎ、工事進捗の確認、中間・竣工検査時の説明といったシーンで効果を発揮することができるとしている。
なお、本サービスは、イクシスで対応したBIM/CIMデータ及びGENBAシリーズのデータのみが対象となる。

具体的には、IoTネットワークカメラ「GENBA-Monitor」との連携により、現場のカメラ映像とCIMを組み合わせて施工遅延や不整合を早期に発見し、労働力配置を検討できる機能がある。
またタイムラプス機能により、着工から竣工までを短時間で振り返ることができ、これをCIMと紐づけることで計画に対して実工事がどのように進んだかを一元的に管理することが可能になる。

遠隔臨場システム「GENBA-Remote」との連携では、遠隔臨場で得た記録(映像、音声、チャットなど)と、CIM上の施工履歴(出来形情報、変更情報など)を紐づけて管理することで、一元的に情報を振り返れるようになる。
また、遠隔臨場の映像だけでは見落としがちな細かい施工条件を、CIMモデルと照らし合わせることで確実に管理できる利点がある。

360°現場体験共有システム「GENBA-Explorer」との連携により、360°ビューによって現場の状況を正確に、かつ迅速に関係者全員で把握できる機能も提供される。
CIMと併用することで、単なる「映像確認」ではなく「設計・施工データと比較しながらの高度な確認」が可能になるとしている。
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