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デジコン編集部 2026.5.18

締固めの完了を「勘」から「数値」へ。前田建設がダムコンクリート締固め品質管理システムを開発

CONTENTS
  1. バイブレータの加速度×GNSS位置情報でコンター図をリアルタイム表示。施工中に締固め状況を面的に把握
  2. 締固め管理の基準値確立と一連工程の自動化・高度化へ
前田建設工業はダムコンクリート施工における締固め品質を定量的にリアルタイム管理できる「締固め品質管理システム」を開発した。

バイブレータに取り付けた加速度計とGNSSによる位置情報を組み合わせ、熟練オペレータの経験や感覚に依存してきた締固め判断を客観的なデータで可視化・管理できるようにした。

バイブレータの加速度×GNSS位置情報でコンター図をリアルタイム表示。施工中に締固め状況を面的に把握


本システムはバックホウにバイブレータを装着した締固め機「バイバック」のバイブレータに加速度計を外付けし、取得した加速度データから締固め作業と非締固め作業を自動判別した上で位置情報と組み合わせ、締固め時間と締固めエネルギーを算出する仕組みだ。


算出されたデータはタブレット端末にコンター図として表示され、広範囲なダムのコンクリート打設における締固め状況を面的にリアルタイムで把握できる。


実際のダム施工現場への適用検証では、締固め状況のリアルタイム把握と定量的な可視化を確認。加速度計を外付けとしたことで点検・交換が容易な運用性も実証した。

締固め管理の基準値確立と一連工程の自動化・高度化へ


今後はシステムの標準適用を進めながら締固め状況の面的なデータを蓄積し、締固め判定に用いる閾値の最適化と管理基準値の確立を目指す。

ダムコンクリート施工における一連工程の自動化・高度化にも取り組む方針だ。






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